2003年12月16日(火) |
コンビニで風邪薬は売れません。やっぱりな〜@厚労省 |
厚生労働省は、本日、薬剤師のいないコンビニなどで売れる薬350種類を発表した。風邪薬は、塗るものだけ、解熱鎮痛剤はダメというもので、一番欲しいものが除外された感じだ。そりゃそうだろうな。一番売れるものは、薬局のために確保しておかねば。国民のニーズより、業界団体のためにだから。薬剤師会や、薬局、薬店にとってみれば、自分たちの職場、売り上げが減る行為だから、必死に族議員に働きかけたであろうことは容易に想像がつく。
しかし、今や、インターネットを通じ、世界中から薬が買える世の中である。ちまちましたこと言ってないで、日本の薬をインターネットを使って世界に販売するような展開を考えたほうがいい。
時流にのれない商売は淘汰される、これはアダムスミスも述べている、自由経済の必然であり、避けて通ることは出来ない。酒店が、それだけではなりったたなくなった。いつまで立っても注文した本がこない中小書店が、翌日届けられるネット書店の乱立により、成り立たなくなった。薬もしかりである。
そもそも、47年間生きているが、風邪薬を買ったときに、薬剤師から説明を受けたことは記憶にない。会社にある配置薬はどうなのさ。たまに集金にくるオヤジが薬の説明なんぞしたことはないし、ましてや薬剤師だという話は聞いたことがない。それとも、配置薬のメッカ、富山県選出の国会議員の圧力かい?多分、1億2千万人の国民にアンケートを取っても、説明を受けたことのある比率は、恐ろしく低いはずだ。要するに、お役人の権益、自己満足の世界だ。
薬局業界の応援団たる「専門家」のコメントは、一様にコンビニで置く必要があるのか、医薬品は薬剤師の適切な服用指導のもとに‥と、むなしい理由を述べている。本気でそう思っているのなら、明日から全国の薬局、薬店を覆面調査してごらん!たまげるから。まあ、判ってて言ってるんだろうけど。
このようなお役人が、この国を司っている。そりゃ、改革はすすまんな。
P.S 今日も相変わらず、埼玉県庁、そして県内市役所のサーバーからの、執務時間中のアクセスが、12月13日の日記に集中している。お役人は、一般的に「単眼」だから、12月13日と言ったら、その日しか見ない。12月15日に「埼玉県庁職員さん、執務中のアクセス107件ありがとう」、などという日記は読んでいない。読んでいれば、彼らのDNAから、二度と県庁や市役所のサーバーからはアクセスしないはずだ。そういう人種だ、お役人とは‥
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