いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年12月02日(火) 議会って? 陳情審査の委員会で怒る!

 今日は、私の誕生日。いつの間にか、紅顔の美少年(?)も、47歳のオヤジになってしまった。私の父が病死したのが42歳だから、すでに父親より5年も多く生きたことになる。なんとも、不思議な感じがする。心は、相変わらず、ずうずうしくも10代なのだが‥

 さて、今日は都市整備委員会である。本会議中の委員会では議案審査が追加される。今回の議案は、沼部駅の公衆便所を廃止する、というものと、都営住宅を区営住宅として譲り受ける、という2件である。いずれも反対する理由がないので、いくつか要望して賛成した。公衆便所については、解体費用など500万円が、私の指摘で440万円になったそうだが、まだまだ高い。数坪の便所をぶっ壊すのに、なんでそんなに?と思えない感覚に何故?と問いたい。やれ、道路補修費用だの、下水撤去だのと理由をおっしゃるが、その「高値」に麻痺した感覚が、我が国の財政破綻を招いた、と言ったら言い過ぎだろうか。いえいえ、大田区財政は健全だからいいけど‥

 次は、陳情である。9件の陳情が新規に付託された。一件ごとに理事者(役人)が、説明をする。1件目は、山王三丁目地域に地区計画設定を推進して、とのものだ。地区計画は、そこに住む住民の合意を持って、建築基準法より厳しい制限をつけ、より良い住環境を作ろう、というものだ。文面からも反対する理由はない。私、共産、緑などが賛意を示すが継続審査に。

 4件目は、南馬込の見通しの悪いカーブに、ミラーか、信号か、キララ舗装(道路面がキラキラ光る舗装)をして欲しい、というもので、理事者側もキララ舗装をする準備がある、と述べた。それでは採択しようじゃないか、と私、共産、緑、公明の一人が賛成意見を述べたが、なぜか自民党の重鎮が「カーブミラー、信号、キララ舗装、横断歩道の4つを要望しているので継続」と発言。公明党所属の委員長も「意見がわかれているようなので継続にします」と。エッツ?なぜよ。陳情の趣旨は「安全対策」じゃん!

 次は、西馬込所在の区営施設駐輪場のエスカレーターの稼働時間を延長せよ、とのもので、担当課長は「延長するつもりです。採択してください」ときた。これには、即刻「採択するかどうかは議会の判断。余計なお世話で、越権。無礼だ。」と、私がかみついた。この課長は、実はいい人なんだが、議会は理事者の思った方向に向く、との永年の刷り込みを感じる。別に反対する理由もなかったが、前述の悔しさもあったので「継続」と叫んだが、委員長の「それでは、採択とします」の一言で決着。

 陳情も件数が多いから、理事者側と委員長(公明党)、副委員長(自民党)が事前に打ち合わせすることも必要であろう。しかし、そのことが原因で、役人の恣意通りに陳情の採否が議員にインプットされるとしたら、問題であろう。ちなみに、都市整備委員会は、自民3名、公明3名、民主1名、共産1名、緑の党1名、私(自由)1名の合計10名。他はどうであれ、自民、公明さえ賛成すれば、または、反対すれば、すべてその方向になる人数だ。
嗚呼、パワーポリテイック!


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