2003年11月07日(金) |
街頭演説も無駄じゃない。無党派の投票行動 |
いよいよ衆議院選挙の投票まで、後2日。はたして、無党派といわれる人々は、どのような基準で候補者を選ぶのだろうか。区役所内で20代の女性職員に聞いてみた。
質問:あなたは、今回の候補者3人のことは、まるで知らない、としてくだ さい。所属政党のいずれにも、支持あるいは嫌悪感を持っていな い、としてください。さて、どのような基準で、誰に投票します か?
答え:N候補です。なぜなら、私の生活圏で、一番よく見かけるからで す。
N候補は、都議会議員を2期やり、その任期中は、スーパーウルトラ「ドブ板選挙」を展開していた。盆踊り、祭、趣味の会、防災訓練、新年会、忘年会、花見、と、兎に角、人が集まる所には、必ず出没していた。その情報収集能力はすごい。 さらには、街頭演説は、秘書が「私、N○は‥‥」と、本人のよう語り、同時に何箇所でもやる、という徹底した作戦だ。地元町会、商店会にいくつもの後援会組織を立ち上げ、有力者を役員に奉る。各種団体総動員。系列区議が運動を手伝う等、典型的な古典選挙だ。
しかし、やはり、有権者それも無党派ですら、「よく見る」という基準で候補者を選ぶのだ。街頭演説も有効なのだ、と改めて痛感した。その意味では、N氏は、他の3候補を圧倒的に引き離す運動量だ。多分、このN氏が当選されるだろうが、バッチをつけた後は、どうか若い感性で国政の場で活躍されるよう臨んでやまない。
***本稿は、公選法に抵触する恐れがあるので、投票終了後、11月10日午前10時にアップしたものである***
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