2003年11月02日(日) |
招待状は出さないが、来れば来賓 |
まあ、普通の生活をしている人なら、招待状がない会合に「来賓」として出かける、などという「非常識」な行為は絶対にしないだろう。ところが、政治の世界では、そうではないのだ。
色々な会合の存在を、あらゆる情報網を駆使して、参加する。すると、その会の主催者や参加者からは「よくきた、エライ!」となり、来賓紹介などしていただけるのだ。だったら、最初から招待状をくれればいいのに、と思うのは素人さん。招待するほうも、来るか来ないか判らない「いい加減な連中」に、招待状を出すほど、暇じゃない、ということだろう。
今日も、地元市民消火隊の訓練発表会があるとの掲示があったので、防災服を着て出かけた。顔見知りの区職員がいて、来賓氏名と書いたリストの私の氏名欄にチェックを入れる。招待はされていないが、リストには名前があるのだ。参考までに、招待状の発送の有無を尋ねると、「どなたにも出していません」との返事。見つけてよかった!(ホッ)
この日、この行事を「発見」して「来賓」になった議員は、私を含めて2名だった。いや、もう一人、議員候補者が一人いた。
この候補者は、自転車にのぼりをたて、運動員と一緒に、河川敷で行われている訓練発表会を、土手の上から見下ろし、名前の連呼を行った。丁度、訓練の号令の最中で、号令が聞こえず、結構、顰蹙であった。
しかし、手を振って応える参加者もあり、その反応は、興味深かった。いずれにしても、一般社会の「常識」とは違う基準が、政治の世界にはある。
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