2003年10月30日(木) |
戦う中小企業経営者の姿見たり!@穴守稲荷 |
大田区には、いくつかの中小企業者団体がある。そのなかでも、異色な経営者が多いのが、東京中小企業家同友会大田支部である。設立時に共産党が関与していたようで、最近でも共産系劇団のチラシを送ってきたり、総会に国旗を立てるかどうか激論があったりしているが、面白いメンバーが多いし、実に活動的だ。
私も、随分前にお誘いいただいたが、入会時の恐ろしく退屈なオリエンテーションに嫌気がさして退会を申し出たが、次の例会で、森下篤史氏(現テンボスバスターズ社長)に出会い、その破天荒な生き方に感動し、継続した経緯もある。
また、私の後援会長も、この会での出会いが最初だ。兎に角、良くも悪くも活動的な経営者が揃っている。株の公開を果たしたメンバーも数社しるし、公開を目指している社長もいる。
今日は、その公開予備軍である、八百八町の石井社長が、穴守稲荷駅近くに新たな業態の居酒屋「干物や」を開店されたので出かけた。石井氏は、あの有名な、つぼ八の創業者だが、商社による乗っ取り劇で社長を解任されてしまったのだ。しかし、それにもめげず、大田区で「八百八町」を創業。現在では、炉辺焼の店など、多分20店を越えるのではないだろうか。
地元の町会長など、多くの招待客で混雑した店内では、この店舗を設計した同友会の仲間にも会うことが出来た。さらに、ビックリしたのは、石井社長が、ねじり鉢巻で、厨房内で魚を焼いていた姿だ。汗だくになりながらのこの経営者の姿に、えらく感動した。
中小企業の経営者たるもの斯くあるべし。
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