2003年10月02日(木) |
コミニュテイバスは必要か? |
今日は、交通問題調査特別委員会が開催された。新規の陳情は1件。馬込地区(山坂が多い)の方から、「交通不便地区にコミニュテイバスを走らせて欲しい」との要望である。
都内のかなりの自治体で、コミニュテイバスを走らせているそうだが、黒字なのは、武蔵野市のムーバスだけだ、との報告があった。さらには、イニシャルコストが2億円程度かかるとも。調査には1000万円。
どうも、お役所がやると、数字のケタがいつも違うような気がする。先日、生活者ネットワークの配慮で、自由が丘のサンクスネイチャーバス、というコミュニテイバスを見学したが、月額80万円で運行されていた。その運行経費は、近隣の商店、企業、大規模店舗により拠出されており、利用者は無料だ。それでも、利用者は、各運行あたり数人。
絶対に、福祉目的以外で、自治体が運営主体となって、バスを運行するなどという愚行を行ってはいけない。さらには、福祉目的であれば、個別にタクシ-券の配布などの方策のほうが、より効果的である。大田区は、7つの鉄道が走り、バス停の数も、相当多い。先に述べた、小さな公園の公衆便所と同様に、あればいい、というレベルの陳情を採択する訳にはいかない。
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