いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年09月19日(金) 国土交通省は、虫さんにも心遣いをするお役所!

 9月14日(日)の日記に、多摩川河川敷の草刈に、お役所の縄張り意識が顕著でおもしろい、と書いた。昨日、大田区の担当幹部に、写真を見せ、改善方を要請したところ、その場で、国土交通省の所管所長の携帯に電話をしてくれた。(この素早さは、役所が変わったのではなく、この方の属人的能力による)

 その、国土交通省の回答は、即席にしては秀悦であった。以下、要旨。

河川敷の護岸部分、川と接している部分、約10mは、大田区には貸していない地域、つまり、国土交通省が直接管理している。この部分は、昆虫や鳥などの成育のため、草を刈らないこととしている。従って、今後も刈る予定はない。

 河川の中には、広々とした葦の群生があるし、虫さんは、もっと住みやすい所を知っているだろう。昨年は、葦の群生と水生動物保護のため、年数回しか放流しないポンプ場の出口を、数十億円もかけて下流にもっていたのも、この役所だった。東京都は、森ケ崎ポンプ場屋上に、コアジサシさん(鳥です)が営巣したといっては、1500万円かけて土を敷いてあげる。

 環境保護、自然保護は極めて重要な命題である。それに税金を投入することも理解できる。しかし、だ。上記は、”常軌”だろうか?常に納税者の感覚で事業を見直さなければ、納税者一揆がおきてしまう。

 どうか、お役人様、お役所の論理はおやめくだされ!


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加