2003年09月17日(水) |
名誉昇給による退職金増は、なんと4800万円! |
特別区の職員が死亡、勧奨、定年の三つの理由で退職する場合は、給与を増額して退職させる「名誉昇給」という制度がある。なぜ、退職するのに昇給するのか、それは退職金に影響するからだ。退職金は、退職時の給与額が基準となり算定されるから、この昇給の持つ意味は大きい。
本来んも制度の趣旨は、勤務の功績を称える意味であろうに、いつの間にか誰でも「遅れず、休まず、働かず」の方でも100%、名誉昇給されるようになってしまった。
このことを最初に議会で取り上げたのは、世田谷区議の友人、上島義盛氏である。民間の中小企業では、退職金どころか、毎月の給与すら遅配だというのに、公務員天国である。
昨年の大田区職員の名誉昇給の実態
退職職員数 128人
本来の退職金額 31億8127万円余
名誉昇給後の金額 32億2961万円余
その差額 4834万円余
この制度により、貴重な税金が4800万円も意味なく支出されたのだ。今年度も、129人が退職予定で、約4400万円程度が、同様の趣旨で加重支給される。一人あたりにすると、34万円程度だが、これも税金。
まあ、地方議員も本年3月31日辞職が全国的にはやり(?)、その理由が、議員年金の、新法適用(4月1日から)を逃れるためだったというのだから、同じ穴のムジナか‥‥
しかし、よく考えるよな〜手を変え、品を変え。怒れ納税者!
***本件は、第三回定例会で指摘する予定です。***
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