いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年09月11日(木) うひゃ!手錠に腰縄集団と網走列車の旅

 今日は、委員会の視察2日目。旭川駅前のビジネスホテルを出発し、JRで旭川に向かう。視察は、近隣に温泉があっても、必ずビジネスホテルのシングルを使う。「仕事してます!」ということだろうが、温泉地があれば、温泉の5人部屋にでも泊まれば、夕食を入れても同額で泊まれるだろうに、おかしな慣習だ。

 さて、旭川駅で特急を待っていると、な、なんと、手錠に腰縄をされた3人組が、制服警察官に先導されて、ホームに上がってきたのだ。これにはビックリした。映画や、地元警察で遠目には見たことがあるが、まじかで手錠をされた集団を見るのは初めてだ。

 多分、旭川の検察庁か、裁判所に来て、網走刑務所に移送されるのか、帰るのだろう。しかし、衆人注目のなか、一般席で移送するのは、「市中引き回し」の刑にも相当し、どうなんだろう。車両移動では時間がかかるからなのだろうが、もし自分が、あのうちの一人だったら、どう思うだろう、と、考えさせられる光景だ。さらには、全員が、お土産らしき物を持参していたのも興味深い。

 網走市は、人口41000人、予算290億円、税収が50億で、借金が500億円。大変厳しい状況のようだ。議長がわざわざ歓迎の挨拶をしてくださったのは印象的だった。また、議長、副議長室が同室(大田区は別室)なのに、議会事務局長は、一部屋(大田区は、囲いだけ)あったのも、議会と役人の関係を象徴しているようで、これまた興味深かったが、聞けなかった。

 網走の夜の街を歩いてみた。まだ8時前だというのに、商店は閉店し、スナックの寂しげなネオンだけがやたら目立つ。数件のスナックを覗いたが、どこも客の姿はなかった。周辺自治体との合併も、「500億円の借金がジャマして、嫁の来手がない(市幹部談)」そうで、どうするんだろう、この北の街は。都市計画マスタープランの視察だったが、市長のリーダーシップで、いかにこの窮状を切り抜けるか、5年位後に今一度検証に訪れたいものだ。ガンバレ、北端の市役所!


 < 過去  INDEX  未来 >


いぬぶし秀一 [MAIL] [HOMEPAGE]
 
↑今日の日記は気に入りましたか?
My追加