いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年08月15日(金) 大忙しの終戦記念日

 58回目の終戦記念日がやってきた。58年も経ったのに、相も変わらず「A級戦犯合祀」だ、「首相参拝がどうの」「閣僚が公人の資格で云々」と、騒がしい。いつになったら、この国は、米国など先進国は言うに及ばず、文句をつけている中国、韓国、そして北朝鮮のように「自らの国を誇れる」あたり前の国家、国民になれるのだろう。あまりにも議論のベースが低俗で、あきれてしまう。
 
 さて、毎月15日は、区議会は常任委員会が午前10時から開催される。今日も例外ではない。西村塾(西村真悟代議士の私塾)の靖国昇殿参拝もあるし、日本会議など民間有志の参拝もある。どうしよう。毎年悩む問題だ。そして、今年も、公務優先で、議会に出席。(議会の審議は、明日に記載)

 区役所へ登庁すると、庁内放送で、12時に黙祷をするように依頼をしている。よしよし!次は、国旗の喪章の確認だ。大田区役所は、庁舎を現在の場所に移転して以来、国旗と大田区旗を玄関上に建物に直角に掲揚している。従って、半旗にはできないので、黒い喪章をつけて弔意を表す。昨年までは、これがついてなく(昨年の日記参照)、当時の総務課長に頼んで、つけてもらった。さてさて、今年は? おお、ちゃんと喪章がついていた。GOOD!

 委員会が終わり、同室の他会派が頼んでくれた、庁内弁当(自費です!480円)を食べ、次は、平和祈念コンサートの「チケットもぎり係」として、区民ホールへ。これは、2年前から、地雷撲滅運動をすすめているNPO支援のため、大田区議会議員全員が実行委員になって開催しているものだ。政治家のパーテイ−券よろしく、各議員に割り当てが来る。また、区役所幹部職員、小中学校の管理職にも割り当てがいく。この会の趣旨には異論をはさむものではないが、どうも、このチケットの販売が苦手だ。無償で区民にあげると、公職選挙法違反になるし、といって、ごり押しもできないし‥かくしてA券5枚が手許に残っている。さあ、大変!開場前に当日券を求めていそうな区民に声をかけると、知人を含め、一瞬にしてさばけてしまった。ふう〜

 次は、チケットもぎり係だ。映画館や劇場で、不愉快そうなバイトのもぎりに会うと、催しそのものがぶち壊しに感じた経験を多く持っているので、最大級の笑顔(?)と、言葉をかけながら「もぎった」。チケットの出し方一つにも、その人の人格と言うか、人間性が出ていて、超忙しい中にも発見があった。チケット袋から出しもしないで、ほれよ、とばかり出す人。チケットの上下関係なく出す人。切りやすく、もぎり部分を折って出す方、目の前で、わざわざ切ってくださる方。たかだか、チケットの提出でも、人の心の広さがわかる。次回からは、私も、切って出す一員になろう。

 さて大雨の中、16時に会場を中座して、靖国神社に向かった。神社到着は17時をすこし過ぎた。例年は、朝参拝するのだが、周辺は正に「右翼の祭典」と化している。街頭宣伝車が、周辺を埋め尽くしているのが、この日の靖国の光景なのだが、流石に17時ともなると、一台もいない。しかし、境内には、多くの人々の参拝の列が途切れない。特に、若い、それも、ごく普通の人々の数が多いのには「この国には、まだまだ、マトモな人々が育っている」と安堵した。

 英霊の皆さん、ありがとう。

 


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