いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年06月21日(土) かもさんのお母さんの母性も、ジェンダーフリー違反?

 早起きをして、多摩川の水辺を散歩していると、かもの親子(正確には、母子だと思う)が、エサを求めて泳いでいた。母カモの後ろを、必死でおいかける姿は、とてもかわいらしい。ところで、お父さんカモはどこにいるんだ?お仕事かしら‥カモのジェンダーフリーはどうなっているんだ! 
 
 先日、一般質問で、過度な性差否定教育、ジェンダーフリーは家庭を崩壊させ、わが国の伝統文化を壊滅させる旨の発言をしたところ、様々な波紋を各方面になげかけたようで、結構なことだと思っている。とかく、行政や、お役人は、大義名分に弱いところがある。つい最近までは、同和といえば、あまりかかわりたくない、できればそっとしておいて欲しい、との風潮があった。大田区でも、同和対策予算にはあまり質問も出なかったが、私や、共産党がワイワイ言うもので、ついに同和対策室が廃止され、人権対策室になった。これとて、あまり追求すると、街宣車がきたりするといやだな、同和問題は重要だし、と、いつのまにか「同和」という利権が生まれてしまったのだろう。
 
 同様になどといったら、また大騒ぎになるが、男女共同参画などは、今「旬」であるから、これに文句を言う議員や、役人は稀だ。しかし、何事も、いきすぎはいけないし、いつの間にか、その大義名分のもと、イデオロギー闘争に善良な市民活動家がまきこまれるのは防がねばならない。
 
 さて、ジェンダーフリーを先鋭的に訴える団体の嫌いなものに「母性」がある。母性は、軍国主義が「産めよ、増やせよ」の号令のもと、後天的に与えたもので、天性のものではない、との主張をされる。本当かいな。家族を外的から守る「雄」としての父性、子を慈しむ「雌」としての母性は、決して後天的ではなく、先天的、もっと言えば、本能に近いものだと思う。それを、否定することは、「神(宗教的なものではない、偉大なる自然)」をも否定することになる。上述の、母カモさんが、ロシアあたりで「母性」の軍国教育を受けた、という報道は聞いたことがない。とすれば、天性のものだろう。

 ところで、父さんカモはどこにいるんだろう、まさか、飲み屋じゃないだろうね、ご同輩!


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