いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2003年06月07日(土) 神社の祭は宗教行事?

 今日から、地元の神社のお祭りが始まった。この地区のお祭りは、神社を中心として12町会が参加して行われる大変大きな年中行事である。「政教分離?」の原則のもと、一応、各町会とも祭礼委員会のようなものを作り、町会とは一線を引いている建前ではあるが、実態は町会組織をあげての祭りだ。そもそも、村の鎮守様たる神社は、宗教なのだろうか。わが国の歴史風俗文化そのものが神社ではないだろうか。政治を”まつりごと”と呼ぶのも、神社を中心としていた村の政治の名残ではないだろうか。
 神社に集っている何人が、この祭りが宗教行事だと思っているだろう。どうやら警察は、宗教行事と認定しているようだ。神社の周辺道路は、自転車、歩行者の列で、自動車の進入できる状態ではない。が、進入禁止にはしない、いや出来ないらしい。それは「宗教団体」に便宜を与えることができない、だからだそうだ。神社の祭りが終われば、お盆で墓参り、クリスマスイブはケーキで祝い、除夜の鐘は寺で聞き、初詣は神社へ。日本人にとって、宗教は生活のイベントなのだ。形はどうあれ、今生きていることへの感謝、祖先への敬いの情を表現している、と考えれば、それも宗教観であろ
う。そして、ありがたいことに、それぞれの町会神輿巡行には、創価学会の会員の方々も参加されているのだ。
 夜8時からは、中学校の校外パトロールに参加。休みにもかかわらず、12名の先生方が、保護者とともに参加された。文部科学省も、教育委員会も「地域とともにある学校運営」を掲げているが、このような、地域行事への参加は、「職務」ではなく、教員それぞれの善意に任されており、代休も、給与面での補填もない。従って、「善意ある先生」が、「損」をしてしまうのである。「労働強化はんた〜い」「管理強化はんた〜い」の労働者教員は、今ごろ、家族とのんびり休日を楽しんでいるのだろう。そして、まもなく支給される夏季一時金(ボーナス)では、まったく差がない。これぞ、不平等。
Special Thanks, thoughtful teacher!





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