2002年07月23日(火) |
言霊(ことだま)の力 |
今日は、ある企業の依頼で、安全衛生大会の特別講話の講師をした。 テーマは、”人生やるっきゃない”とのもので、開始前に担当者から”開催あいさつで、当社の役員が景気が悪い、株価も低迷している、と暗い話ばかりしたので、パッと明るい話をお願いしたい”との話があった。 この会社は、わが国有数のある特殊技術の上場企業であるが、昨年、環境問題をおこしたり、景気低迷のなか、苦戦を強いられている。 私見だが、こんあ状況の時こそ、リーダーたるもの、毅然として明るく、前向きに話すべきで、元請会社の役員が、暗い話をしていたんじゃ、下請けの経営者は、より暗くなり、どうしていいのかわからなくなり、より経営状況は悪化する。 自虐的に言うのなら、会社は経営者次第で、どうにでもなる。よく、”うちには、人材がいないから…”などという社長がいる。必死に、人材をみつけているか、人材教育をしているか、適正な賃金をはらっているか。すべて、社長次第である。そして、経営者や、家族の長たる者、学校長、教員、政治家など、すくなくとも、リーダーである人々は、すべからく、弱音をはいてはいけない。その人々の発する言葉には、魂が込められていなければならない。つまり、言霊である。 常に前向きな言霊を発するリーダーのいる組織(国、家庭、学校、会社)は、必ず発展し、いきいきとするだろう。 そんな話を、自らの失敗体験をふくめお話して、最後に、以下の言葉で締めくくった。
幸せだから、ほがらかなのか、ほがらかだから幸せなのか? 間違いなく後者である、と。
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