2002年07月09日(火) |
あ〜あ またまた国土交通省のマスターベーション、羽田空港拡張 |
今日は、死にそうな暑さの中、羽田空港対策特別委員として、管制塔、レーダー室、東ターミナル建設現場の視察に出かけた。管制塔では、1分に1機の発着をコントロールしているそうだが、意外に、皆さん落ち着いて、ゆったりと仕事をされていた。ビックリしたのが、半分が女性管制官であったこと、全員がラフな私服 であったこと。自衛隊のコントロールタワーしか知らない、いぬぶしには、新鮮だった。そして、今から、30年前に、あこがれた職種”管制官”、やっぱい、カッコいい! さて、その後、東ターミナルの建設現場を視察した。国土交通省の若い役人が、”2600台の駐車場は、世界最大だ”と、誇らしげにいう。羽田の最大の欠点は、出発ロービー前まで、車で行って、荷物を降ろせないことだ。現在も、1車線だけあるが、いつも、二重駐車で、どうしようもない混雑だ。羽田は、利用客数では、世界5位だが、世界の一流の空港は、どこも、荷降ろしの車線をダブルにしたり、よく考えられている。新東ターミナルにも、そのような配慮はない。なぜ、考えないのか、と質問すると、役人得意の、”出来ない理由”のオンパレード。 場所が限られている→何いってんのよ、ほんの、数メートルでしょ! 利用者のモラルの問題である→利用者が少しでも使いやすくするのが、役所の仕事だぜ! 要するに、利用者(国民)のことなんか、どうでもいいのだ。天下の大役所、国土交通省が、英知を集めて作る、新ターミナルは、兎に角すばらしい。区議会ごときが、うるさい!まあ、こんな、ところだろう。放置自転車の問題もそうだ。官は、民より正しい、という意識が、役人のDNAに、大化の改新以来、身について しまったようだ。 下丸子の多摩川、スーパー堤防事業もそうだ。多摩川の堤防を民地側に、盛土して、堤防を強くするらしい。なぜ、河川敷側、つまり国土交通省の土地の方に、広くできないのか、と質問すると、”出来ない理由”の羅列。これも、要するに、自らの権益は、広くしなければいけない。治水こそが、国家である、という、前近代的、マスターベーション事業だ。国民のニーズは、そして、技術は、常に変化している。それに対応できない役人という人種は、ほんとうに可哀想だ。 このマスターベーション事業を見直すだけで、わが国の歳出は、大幅に削減できるはずだ。土建大国だから無理か〜
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