いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年06月28日(金) 男女平等と女性議員に思う

 世の中、男女平等が声高らかに叫ばれている。大田区にも”男女平等推進室”などという課があり、女性課長が就任している。そのこと自体は、左様ごもっともなのだが、どうも、男女平等を叫んでいる”おば様”達(また、怒られるだろうが)、なんか違和感を感じる。先日、区立女性センターでの会合で、”男らしく、女らしく”育てることが、なぜ悪い”と発言したら、集中砲火を浴びた。今でも、思っているぞ!なぜ、悪い。
 大騒ぎになるかもしれないが、そもそも、ホモサピエンスという動物は、太古の昔から、雄が猟に出かけ、雌が巣を守り、獲物を持ち帰った雄を、雌が優しく労わる、という構図で成り立ってきた。それが、近年、雌も狩り(仕事)に出るようになってしまったため、この構図が崩れた。こう考えると、どうだ!
 そもそも、肉体的、精神的構造、役割が異なる者を、同一視することに無理がある。女性であろうとも、本当に優秀な者は、そんな戯言は言っていないで、それなりの立場にたっている。学校の名簿を男女混合名簿にしたり、かけっこを、男女一緒に走らせることで、ご趣旨の”男女平等”が推進される、と思っている御仁のいは、ほとほと、あきれてしまう。
 ところで、選挙の世界では、男女逆転現象がおきる。先般行われた、都内各地での地方議員補選では、女性は全員当選。平成11年の大田区議会選挙でも、大多数の女性候補は当選している。本人の努力は、もちろんだが、女性の持つ、勤勉さ、清潔さ、というイメージも影響していると思う。選挙の時だけは、男に生まれた無念を思う。
 さて、大田区議会にも、公明2名、ネット2名、共産3名、緑1名の合計8名の女性議員が在籍している。うち、2名が、子育て真っ最中の、お母さん議員である。なかでも、保育園にお子さんを通わせているママさん議員は、会議が延びるとお迎えの連絡に大変そうだ。どうしても抜けれない議会内の懇親会なども、夕食を子供たちに食べさせてから出てくるそうだ。本当に、はたで見ていても頭が下がる。
 自民党には、残念ながら女性議員はいない。いや、民主にも、自由にもいない。
保守系の政党の議員は”自分党”と言われる位、自分で地域を回り、有権者の信託を強固にしていかなければ、ならない。当然、夜の会合も増える。家庭を持っている女性は、このハードルが厳しいだろう。
 大田区民の代表たる区議会の場、保育園の時間が気になるような、フツーの区民が、もっともっと出てこれると良いと思う。ライバルが増えるのだが…


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