いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年06月24日(月) 生まれて初めて”被告席”に座る!

 今日は、なんと、なんと、被告いぬぶし秀一になってしまった。23年間経営していた会社を、昨年12月、大手仕入れ先からの理不尽な保証金追加要求により、廃業せざるを得なかったことは、以前に書いた通りだ。その結果、いぬぶし個人として、会社の債務(借入金や、リース料)を保証していたものを支払わなければいけなくなったのだ。それは、ちょっと考えると、到底払える額ではない。弁護士、友人からは、すべて帳消しの、自己破産を勧められた。しかし、それが、いかに簡単な手続きであれ、借金を返さないという事実は、消すことができない。(ちなみに、自己破産は、選挙権、被選挙権には影響しない)
 なんとしても、返そう。そう決意して交渉にあたり、一部は、裁判所に調停の申し出をしている。ところが、大手リース会社2社が、裁判に訴えてきた。法廷での処理は、すべて弁護士に依頼してあるが、今日は都合がつかないとのこと。簡易裁判所でもあるし、経験のため、口頭弁論なるものに出頭した。
 指定された法廷に入ると、出頭カードなるものに、名前を書き、傍聴席で他の裁判を聞きながら(というか、聞こえてしまう)、自分の順番を待つ。出頭カードには、あらかじめ、原告(訴えた方)、被告(訴えられた方)の名前が印字されている。他のカードをみると、名の知れたサラ金、信販会社がずらり。そして、ほとんど、被告は出頭していない。原告代理人(簡易裁判所は、弁護士でなくてもいいいのか、ほとんど、その会社の社員のようだ)の話を、チョコッと裁判長が聞いて、すぐさま、判決言い渡しの期日を指定して終わり。1件5分位だった。
 さて、いよいよ、”いぬぶし被告”の番だ。月1万円ずつ、長期で弁済したい”旨、裁判長に告げる。相手側は、”即刻、全額払え”と主張。裁判長は、両側に座っている司法委員(民間人らしい)と相談し、”判決は7月15日13時30分、但し、法廷外で、話し合って解決するようなら、書記官に連絡ください”と。
 法廷から出て、相手と話し合い、後日連絡することになった。自分のことは、棚にあげて、あの出頭カードに名前の書いてなかっった(出頭しなかった)、多くの”被告たち”は、みんな、取り立てから逃げるため、姿を隠しているのだろうか、と、心配してしまう。そして、原告席にすわっている、会社員たちも、いつリストラにあい、被告席にまわるかもしれない。 日本、これから、どうなる…
いぬぶし被告、日本一新のため、頑張ります!

 


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