いぬぶし秀一の激辛活動日誌

2002年05月29日(水) 校長が変われば学校が変わる!

 昨日は、役人のあまりの対応のヒドサに筆が進んで、書きたいことが書けなかったので、今日書くことにする。
 最近親しくお話をするようになった、区立六郷中学校の教頭先生から”総合学習の時間に、おもしろいことをやるから”と、お誘いを受けたので、昨日でかけた。
校門を入ると、女子生徒とすれ違い、むこうから自然に”こんにちは”。この学校では、いつも、こうだ。実に気持ちがいい。玄関をみると、私には理解できない、アルファベットが並んでいた。(多分ドイツ語のようだ)体育館に行くと、2年生の生徒が、赤十字のボランテイアさんから、介護の要領について、実習をしていた。一人の離脱者もなく、楽しそうに聞いている。その間を、校長先生が、声をかけながらまわっている。そして、驚きは、なんと、ドイツ赤十字から10名近い視察団が同席していたのだ。同行者の説明によると、2週間ホームステイや視察を通じて、相互理解を深める、との計画だそうだ。そういえば、この学校は、以前から、ボランテイア活動、特にJRC(赤十字)に力をいれていたっけ。
見学の後は、校長の発案で、教員、ドイツの皆さんと、別件で来校中の、中国人、国籍不明の外国人(聞き忘れただけです)で、”地域と学校”という題で、討論をするそうだ。ドイツでは、午前中は、学校、午後は、地域で学習する制度になったらしいが、もう一度、地域から学校に戻すことを検討しているとのこと。日本では、この4月から、学校週5日制になり、学校から地域に学習の場を変えた。この点からも、タイムリーで意義深い討論会だと思う。
 以前は、”荒れた中学”だった、六郷中学が、校長の創意と意欲によって、素晴らしい学校に変わっていく様は、見ていて心地良い。労働者の権利の主張ばかりしている、エセ教員には、是非見習って欲しいものである。


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