雪さんすきすき日記
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2018年08月29日(水) 「にゃーん探検隊」のこと

 「にゃーん探検隊」(にゃーんわーくす)の感想を。
 プレイヤーはにゃーん防衛軍のにゃーん隊員となり、ハスムカイ星にある遺跡の探索を行う3DダンジョンRPG。
 遺跡の中は通路と部屋で構成されており、部屋の扉を開けることで敵との戦闘、アイテム発見、体力回復といったイベントが発生する。なお、敵との戦闘はこの扉を開けたときしか発生しない。遺跡は多層構造になっており、各階とも一定の条件(全ての部屋を回す、ボスを倒す等)を満たすと次の階に行くことができる。
 本拠地では休息や報酬受け取りの他、武器の補充、アイテムの鑑定、スロットを行うことができる。

 雰囲気もシステムも緩いRPG。通路を移動しているときに敵との戦闘が一切起こらないし、オートマッピングも備わっているので、思う存分探索に専念できる。とはいっても、各階のクリア条件がほとんどの場合全ての部屋を回ることなので、戦闘を完全に避けることはできない。戦闘は、序盤こそ力押しできるものの、任意での体力回復が一切できないので、後半になると敵の弱点を攻める武器を使わないと全ての部屋を回るまでに体力が尽きてしまうため、武器の選択を考える必要が出てくる。また、ボスも特殊攻撃を中心に攻めてくるので、それに応じた武器を使わなければならない。前半こそ戦闘も緩く楽しめたが、後半になるとこの武器の選択による戦闘の幅が生まれて、割と考えることが増えた。
 ダンジョンの構成も、序盤こそ素直だが、こちらも後半になるとダメージを受ける床やワープや隠し通路が出てきて複雑になってくる。特に隠し通路は体当たりするまで分からず、ほとんど隠し通路で構成された階層まで出てくる始末。アイテムの中に隠し通路を見破る効果を得られるものがあるが、これがあると無いとでは攻略の難易度に結構差が生じる気がした。
 とはいえ、基本的にはやはり緩い作品なので、展開や会話を楽しみながら詰まることもなく4時間弱でエンディングまで到達。エンディングでは遺跡の謎が解けるのだが、ここにきて非常に深刻な内容となり、それまでの緩い雰囲気が一気に払拭されて、どうなることかと相当気をもんだ。結局は無事に終わるのだが、ここまでの緩さが無いと得られなかった緊張感であり、この結末には感心させられた。
 あと、スロットの出来が妙に凝っているのが気になった。ルーレットの演出とか結構どきどきさせられるものがあったが、確率が渋いのでそれほどはまりはしなかった。確率まではさすがに緩くはなかった様子。


氷室 万寿 |MAIL
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