雪さんすきすき日記
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2015年11月15日(日) デジゲー博のこと

 8時半ごろ起床。起きられたのでデジゲー博に行くことを決意する。

 会場へは11時ちょっと過ぎに到着。待機列は完全になくなっており、入り口近くは随分と閑散としていた。が、会場内は一転してどの通路も程よい人混みで埋め尽くされており、開場直後から大盛況の様相を呈していた。
 とりあえず、会場を一通り見て回る。事前情報は積極的に入手しなかったので、新鮮味を持って回ることができた。出展されていた作品は古典的な2DアクションからHMDによるVRまで多種多様で、目移りすること頻り。中でも、VRは同人ゲームでもかなり浸透してきた印象を受けた。逆に言うと、これからはVRというだけでは目を惹くことも少なくなってきたかと。
 また、ゲームエンジンや製作支援ツールも発表されており、門外漢ながらもこういう縁の下の力持ちがゲーム製作の助けになっているのかと思うと頼もしいものを覚えた。
 ところで、HMDかぶるとどうしても上下や後ろを向きたくなるのだが、果たして製作者はこのような奇行をどう思うだろうか。

 以下、印象に残った作品をつらつらと。

「AGARTHA」(神奈川電子技術研究所
 この作品のプレイアブルデモのために会場に来たといっても過言ではないほどの、今一番の期待作。湖やマグマといった立ちはだかる自然を、4種類の武器で乗り越えて出口に向かうアクションゲームなのだが、水を蒸発させると雲になり、オイルに熱源を接触させると燃え広がるといった物理現象の再現に大いに興味をそそられている。完成版では地形によるダメージや敵も実装されて、よりゲームとしての要素が広がる様子。今回のデモをプレイして、完成がさらに待ち遠しくなった。

「VERTICAL STRIKE」(Projkect ICKX
 こちらも完成が楽しみなフライトSTG。今回のデモで感激したのが、レーダーへの地形の投射。レーダーは敵の位置を把握するのに非常に重要な情報源であるが、画面内ではほんの一角を占める程度にすぎない。しかし、今まで緑一色だったところに地形が投射されることで、視界との同期が驚くほど取りやすくなり、臨場感も大いに増した。また、3面になる予定の都市面もプレイさせてもらえたが、渓谷を抜けた先にある盆地に作られた計画的な都市は迫力であった。雄大な自然や巨大な建造物など、それらを遥か上空から眺めているだけでも十分に楽しいと思えてしまう。

「Link: The Unlkeashed Nexus」(Reminisce
 足場を伝ってゴールを、高みを、そして空を目指す3Dアクションゲーム。デモ画面を一目見ただけで、直感的にその面白さが伝わってくるほどの洗練された映像に釘付けになってしまった(そして購入に至る)。こういう見栄えの良い作品を見ると、単にクリアするだけでなく、どう格好良くクリアするか、さらにはどう動画化するかをつい考えてしまう。

「VOXQUARTER」(NoMarkGames
 ゲーム自体は基本的なコマンド選択式RPGながらも、技に対して洗練された音楽と画面効果を徹底的に同期させることで、まるで映像作品のような展開が体験できる。C87体験版の動画でも、その洗練度合いには驚かされたが、今回発表された内容ではその演出効果にさらに磨きがかかっており、まだ進化するのかと度肝を抜かれた。しかも、製作者の方曰く、これでもまだやりたいことの1/4くらいというのだから、着地点がどこになるのか想像もつかない。

 ちなみに、現時点で未着手の作品は、申し訳なくて試遊は控えた。なので、結構な数の作品は未プレイであった。

 試遊時に気になったのが、プレイ時の姿勢。ノートパソコンにてキーボードでプレイする作品は、机の高さからどうしても中腰になってしまう。この姿勢を長時間維持するのは、腰を痛めた身にはかなり辛い。だからといって、しゃがむとなると今度は大分下からの視点となって画面が見辛く、膝にも辛いものがある。実際に、試遊していた作品で、プレイは続けたかったのだが体が悲鳴を上げて中断せざるをえなかったものがあった(なので、その作品は購入したが)。若くても腰を痛めた人ならば同様の思いをするであろうことから、この点について考慮していただけると有難いと思った次第。まあ、パッドとJoy to Keyを使うのが最も簡単な解決策であろうかと。

 一度中座はしたものの、居心地の良さに閉会まで居座っていた。閉会時の万雷の拍手が、イベントの成功を雄弁に物語っていたのがとても印象深かった。

 今回の戦利品。STGにACTにRPGにSLGにADVと幅広い作品群となった。


氷室 万寿 |MAIL
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