雪さんすきすき日記
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2015年07月19日(日) 「東方深秘録」のこと

 10時半頃起床。梅雨が開けたようである。

 起き抜けは体が重かったので、何故か「Rogebreaz」のスコア底上げを図る。現在975万。1,000万の大台が見えているけど届く気がしない。

 そして、「東方深秘録」(黄昏フロンティア)をプレイ。
 都市伝説の力を身に付けた幻想郷の住人が、オカルトボールの謎を巡って戦いを繰り広げる弾幕アクション。
 システムは基本的には「東方心綺楼」と同じで、空中に浮遊して戦う2D格闘。従来の2D格闘に比べて重力の束縛が低く、上下への移動の自由度が高いのが特徴。ただし、今作は宗教戦争ではないので、神仏道の選択や人気による勝利条件はなくなっており、単純に相手の体力を無くした方が勝利となる。
 操作は移動と飛翔、打撃、射撃、必殺技にスペルカード。飛翔は押しながら行動でダッシュや急降下、急上昇となり、射撃攻撃に対して無敵となる。打撃、射撃、必殺技はそれぞれ上下左右の方向及び中立と同時押しで技が変化する。また、射撃や必殺技は霊力を消費する。スペルカードはゲージが溜まった後に宣言することで使用可能となる。
 今作の特徴はオカルトシステムで、オカルトボールを中心とした様々な要素が盛り込まれている。プレイヤーキャラはオカルトボールを入手することで、オカルトアタックや怪ラストワードという新たな攻撃が行えるようになる。オカルトボールの入手は、ストーリーモードでは相手をダウンさせるなどしてゲージをため、対戦では試合中に出現するオカルトボールに触れた回数が多かったほうが入手できる。また、対戦時ではオカルトボールが出現している間は舞台がミステリースポットへ変化し、様々な地形効果をもたらす。ミステリースポットは一定時間経過するかどちらかがオカルトボールを入手することで消滅する。
 ストーリーモードは対戦とは進行が異なり、対戦相手が1人プレイ向けに調整されたスペルカードや怪スペルカードを使用してくる。スペルカードでの攻撃中はこちらが攻撃してもひるまなくなるが、攻撃後に大きな隙ができる。怪ラストワードも使用中はこちらの攻撃でひるまなくなるが、オカルトボールに触れることで相手のオカルトゲージを減少させ、オカルトゲージをゼロにすると相手が行動不能となる。このように、ストーリーモードでは相手の強力な攻撃をいかに凌いで反撃の機会を得るかが攻略の中心となる。

 「東方心綺楼」はストーリーモードも対戦形式であり、一通り物語を見て切り上げたので、同じようなシステムの今作は正直なところゲーム自体にはさほど興味を抱いてはいなかった。が、それはとてもいい形で裏切られることに。1人プレイ向けに調整されたストーリーモードは見た目こそ対戦格闘ではあるものの、その内容はスペルカードや怪ラストワードのパターンを把握して反撃の機会を狙うことがプレイ内容の主体であり、弾幕アクションというジャンル名に偽りなし。特に、怪ラストワードでは対戦相手とは別に出現や移動をするオカルトボールに触れるために、対戦とはまるで異なる様々な行動を取る羽目となる。打撃連打で基本的な連続技が出せるため、反撃の機会さえ捉えられればまとまったダメージを与えられるようになっている。これにより、スペルカードの攻略が主体であるストーリーモードにおいて、対戦のように各キャラの特性を把握する手間をかけずとも楽しめたところは高く評価したい。
 そして、この弾幕アクションを派手な演出と小気味良い進行が大いに盛り上げてくれたのがとても好印象。全体的に攻撃の派手な動きや演出はそれだけで楽しいのだが、中でもラスボスの菫子は女子高生ながら看板を叩きつけたり鉄塔を倒したりと攻撃がどれも人の域を超えていて実に痛快。また、画面の上下左右だけでなく手前や奥まで活用した相手の攻撃には意表を突かれて感心させられた。あと、相手の怪ラストワードではオカルトゲージをゼロにすることで行動不能な状態にできるので、こちらのスペルカードや怪ラストワードを余裕を持って使える場面があるのも嬉しかった。こちらの怪ラストワードの演出はどれも見ごたえ十分で、それだけで使いたくなる魅力がある。
 物語面では当初は暢気なオカルトボール争奪戦が、幻想郷の危機にまで発展する急展開が印象的。そして、そこでの霊夢の活躍が流石博麗の巫女と思わせる見せ場だらけで感激すること頻り。「妖々夢」以来となるラスボスとの掛け合いには目頭が熱くなった。また、「紺珠伝」との繋がりを持たせたのは面白い試みであると思った次第。

 というわけで、あまりにも面白くてストーリーモードを一気にクリアまでプレイ。キャラアクションゲームとしては大満足の内容であった。
 それにしても、霊夢もさることながら妹紅が飛びぬけてかっこいい。夏コミで菫子にかまってちゃんされる妹紅と、それに嫉妬する慧音の同人誌が楽しみである。


氷室 万寿 |MAIL
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