雪さんすきすき日記
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2013年12月15日(日) ゲームのこと

 では、今年を振り返ってみようかと。

 世間的には「艦隊これくしょん」が大流行だが、私はゲームシステムにも絵柄にも食指が動かなかったので見送り。プレイしている人の様子を見ると最早生活の一部にすらなっている人もいて、もし手を出していたら同人ゲームにまでとても手が回せなくなっていたであろうかと。興味を惹かれなかったことはある意味僥倖ともいえる。その代わりというわけではないが、基本的に放置で済む「Coockie Clicker」は未だに続けていたりする。
 同人ゲーム関連のイベントでは、デジゲー博が新たに開催。残念ながら日程の都合で行けなかったものの大盛況だった様子。今年3回目となるロケテゲームショーには参加してきたが、こちらも例年通りの盛況ぶりで大いに楽しませてもらえた。OculusRiftというゲーム向けヘッドマウントディスプレイを用いた作品には大いに目を惹かれるものがあり、今後同人ゲームにおける新しい流れになるのか注目していきたいところ。あと、夏コミの猛暑ぶりにはほとほと参った。おかげで暑熱対策用品がいろいろ発掘されたのだが。
 超個人的なことでは、部屋を移動して本棚を壁一面に増やし、同人誌を収納する場所が拡大された。おかげで、寝床の一部を同人誌が占めようなことはなくなり快適に眠れるようになったのは大きな出来事(あくまで個人的に)。しかし、半分は空いていた本棚も既に埋まってきており、また整理をしなければならなさそうではある。

 そして、印象に残ったゲームについてつらつらと。
・「僕は森世界の神になるの亜種」
 今年最大の傑作の1つ。
 前作「僕は森世界の神になる」で既にシステムは完成されていたものの、面構成的に物足りなさがあり不完全燃焼気味だった。今作では手応えのあるキャンペーンモードがその不満を解消してくれ、簡単な操作で世界を意のままに操るシステムを存分に堪能することができた。なお、PSVitaにも移植されたが、この作品の完成度の高さからすれば納得である。
・「Another ApocalypseII Dual Pagan」
 STGの根本的な面白さである敵を撃って倒す手応えを前作からしっかり踏襲しつつ、構成や演出など全体的に強化されており、しかもボスの初見殺しといったような持ち味も健在で、これぞ正統的な続編として楽しませてもらえた。
・「足沢山猫 Collector's Ultimate Edition」「ねこボクサー」
 その常軌を逸した世界観にはひたすら感服。こういうノリは大好きなのである。ゲーム自体もシリーズを重ねるにつれて無茶振り上等という独自の方向性を確立してきて、今後の展開に末恐ろしいものを感じる。
・「PROJECT REPLISER」
 今年最大の傑作の1つ。
 武器選択の意義をこれほどまでに強く感じさせてる作品は本当に稀有であり、常々抱いていた数合わせだけの武器選択に対する不満を一気に払拭してくれたことには感謝の念すら抱くほど。万能の武器を徹底的に排すことで、組み合わせによる利点の相乗効果や欠点の相互補完が攻略の要となり、これぞ武器選択の醍醐味というものを知らしめてくれる。
・「ANGERAZE」
 私が同人ゲームに傾倒するきっかけとなった作品の1つ(もう1つは「神威」)。発表当時よりも動画を撮る環境が格段に向上したので、折角だからプレイ動画を残しておこうと思い立ったのだが、満足する結果が残せて一安心。その魅力が発表から10年以上経過した今でも全く色褪せていなかったことにはただただ驚くばかり。
・「FATAL ZERO ACTION」
 商業作品に引けをとらない美麗なグラフィックがフルスクリーンで映し出されて、PCを新調して良かったと強く感じさせる作品であった。
・「AtoA R.RegulusII ExMonarch」
 今年最大の傑作の1つ。
 システムの完成度の高さは最早言うまでも無く。今作独自のアイテム要素によりミサイルとの丁々発止のやり取りをさらに満喫することができて、このシステムの魅力がより引き出されている。前作の荒削り故の魅力が鳴りを潜めた感もあるが、面構成や演出の強化具合はそれを遥かに上回るものを感じられた。
・「アルフール小国物語」
 同人ゲームには珍しいFPS。そして、本格的なFPSをプレイするのはこの作品が初めてだったりする。実に基本的な作りで、入門用としては最適であった。
・「GHost92」
 内容は基本的には「GHost9」なのだが、三次元の空間を平面で切り取って表示する2.5Dシステムがとても新鮮であった。今作ではそのシステムは一部でしか取り入れられていないが、「GHost93」では全編2.5Dマップということで大いに楽しみである。
・「ACDC」
 今年最大の傑作の1つ。
 予備知識無しにこの世界に放り込まれ、死ぬことを繰り返してアイテムの効果や敵の攻撃を把握し、システムを理解し知識を付けて、乱数に打ち勝つための攻略を編み出していく。この攻略の過程の面白さが実に絶妙であった。ディストピア感溢れる世界観の構築も素晴らしいものがある。「グリムボルトDEEP」の時と同様に、プレイ当初はどこまで太刀打ちできるか不安であったが、最後には全強敵を倒せるまでになった。
・「暴鉄鳥」「VERSH」
 2作とも、真ボスにクリアを阻まれた縦STG。とはいえ、攻撃が理不尽ということではなく、単に私の腕前が足らないだけ。STGの上手い人ならクリアは可能なはずである。
・「間違った社員教育」
 今年最大の傑作の1つ。
 フライトSTG初心者向けの作品ということで、このジャンルの敷居の高さをこの作品は大きく下げてくれた。非常に丁寧に考えられた面構成は、初心者なら段階を追って上達するであろうし、初心者を卒業したプレイヤーでも十分に楽しめる内容となっている。また、このような作品を商業で出すのが難しい現在においては、同人ならではと言わしめることのできる作品でもある。「空を飛ぶ楽しさをあなたにお届け!」に込められた想いはとても大きいものを感じられた。
・「ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。」
 今年最大の傑作の1つ。
 今作もさすが自転車創業と言わしめる創意に富んだシステムで謎解きを楽しませてもらえた。システムについては何を書いてもネタバレになってしまうので何も書けないのだが、とにかくこのシステムから感じられた鮮烈な驚きは、これぞゲームならではである。
・「東方活劇綺談ONLINE」
 今作からエンジンを一新してより出来ることを広げたとのこと。新エンジンへの移行のせいか今までに比べるとややおとなしめの内容であったが、ボス2体との同時戦闘はかなり熱いものがあった。
・「未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・エッセンシャル」
 シリーズ完結ということで、推理大会もとりあえず今回が最後。今回の推理内容は最後に相応しく手応えのあるもので、大いに悩んで楽しませてもらえた。回答の方はあと一歩踏み込みが足りずに最高の賞は逃したものの、何とか全ての推理大会で入賞を果たすことができた。
・「Fantasy of Alice」
 SLGが苦手な私ではあるが、乱数要素を排除してパズル的要素を高めたこの作品は最後まで頑張ることができた。不思議の国のアリスを題材にした世界観と、一網打尽が気持ちよい結界システムの魅力のおかげで、最後には難易度Normalにて全面S評価まで達成し動画化までしてしまった。オーケストラ調の素晴らしい楽曲の数々も聴き応えがあった。
・「Coockie Clicker」
 ただクッキーが増えるだけの内容なのに、何故これほどまでにプレイしてしまうのか。その答えを求めて、今日もクッキーを焼くのであった。基本的に放置で済むのが手軽で有り難い。
・「さとりのダンジョン王国」
 さとりさんが主人公ということで軽い気持ちで始めたところ、クリアまで80時間という超長丁場に。膨大な人員を管理するのは大変であったが、それこそがこの作品の醍醐味。装備や能力を整えてあげたパーティーが次々とダンジョンを突破していく様を見るのは楽しいものがあった。
・「天壌のテンペスト」
 今年最大の傑作の1つ。
 一挙手一投足に至るまで徹底的に拘ったドット絵と演出が醸し出す迫力と躍動感で、自分のプレイ内容に魅了されるという事態に陥るほど。演出の素晴らしさもさることながら、回避から反撃への華麗な流れを作り出す魅せるシステムに、そのシステムの幅の広さを感じさせる仕掛けの数々、スペルカードの再構築が相変わらず見事なボス戦など、全体的な完成度も極めて高い。
・「NonetConcertoDistortion」
 前作の不満点であった移動速度の遅さが解消されたのは非常に嬉しい。その上で、自機の攻撃や敵の行動、面構成にグラフィックなど全体的に洗練されて大きな進歩が見受けられ、続編ながら新鮮な気持ちでプレイすることができた。今作も全難易度クリアに加えて全魔石レベル最大まで達成。

 今年は体調を崩してゲームがプレイできない時間が結構あったような気がする。この歳になると、やはり健康の大事さを痛感させられる。というわけで、来年も体調管理をしっかり行い、万全の態勢でゲームをプレイできるようにしたいものである。


氷室 万寿 |MAIL
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