雪さんすきすき日記
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今日も大事をとって(でもゲームはプレイする)、「グリムボルトDeep」(Space not far)をプレイ。 タイトルのグリムボルトは、懲役100年以上の政治犯や凶悪犯を収監するために作られた16階建ての塔の名前。プレイヤーは囚われている罪人となり、仲間と力を合わせて果敢にも脱獄を試みる。公式サイトにてフリーで公開されている「グリムボルト」の内容増補版である。 ゲームシステムはRPGだが、その実パズル要素が非常に高い。まず最初に、最上階に囚われている5人の罪人からリーダーを1人選択する。これは無印の「グリムボルト」には無い要素で、選んだキャラによって敵からアイテムを奪える、回復量が増えるなどの効果が得られる。そして、仲間を助け出したらいよいよ脱獄開始である。各階には下の階への出口があり、そこに到達すると下の階に降りることができる(後戻りは不可)。とはいえ、出口まで素直に通してくれるはずがなく、そこまでの経路をバリケードや罠が阻むのだが、それと共に脱出の助けとなる装備やアイテムも用意されている。そして、バリケードや罠を破壊する、アイテムの入っている箱を無理やり開けるなどの目立つ行動をすると危険度が上昇。危険度が上昇するごとに画面右下のゲージが青→緑→黄→赤と変化していく。危険度が黄以上のときに危険度が上昇する行動をすると、危険度に応じた確率で敵との戦闘になる。 ここで、この作品を大きく特徴付けているのがこの敵との戦闘。通常のRPGのように敵と戦って経験値を稼ぎ、潤沢な回復アイテムで回復というものではなく、いかに無駄な戦闘を避け、安全に着実に脱獄を図るかに重点が置かれている。戦闘はメンバーの中の3人までが参加可能だが、戦闘による成長はなく、脱獄中ではろくな装備もそろわず、回復アイテムも限られているので、実際戦闘をしても得をすることは少ない。ここで、バリケードなどを破壊してその階の出口までの経路が確保されていると、戦闘中に下の階へ逃亡することができる。一旦逃亡すると上の階の探索は不可能となるが、危険度が青に戻り、また安全な状況から探索を開始できる。なお、戦闘に参加していないメンバーは、戦闘の度に徐々に体力等が回復していく。 敵との戦闘は、この危険度と固定配置の敵とでしか発生せず、バリケードの位置や宝箱の中身は全て固定。ということで、先ずは各階の構造やアイテムを把握して必要なアイテムを厳選し、危険度を調整しつつ探索を進め、戦闘は最低限に抑えて探索終了したら長居は無用とばかりに下の階に逃亡という進め方となる。また、戦闘も仲間を上手く入れ替えて消耗をできるだけ抑えるようにする必要がある。
このような感じでパズル要素が高いのだが、それだけに戦略がきっちりはまったときは実に痛快。特に、探索が終わった直後の戦闘で逃亡したときの”出し抜いた”感は中毒性が高いものがある。戦闘に関しては消耗戦となることも多く回復アイテムも限られているので序盤は無駄な戦いを極力避ける必要があるが、仲間の能力を活用すれば意外と消耗が抑えられるので、仲間が増える後半ほど楽になっていく感がある。この辺りの進め方は繰り返しプレイすることで徐々に見えてくる部分が多いが、ローグライクのように自分が成長していく過程が如実に感じられて達成感も大きい。リーダーの能力によって道中の進め方が大きく変わるので、繰り返しプレイしても新鮮味がある。 あとは、やはり脱獄不可能な刑務所からの脱獄といいうある種の極限状態そのものに大きく惹かれるものがあるし、それを独自性の高い危険度や戦闘のシステムで上手く表現しているところが秀逸な作品である。
今日はドルガがリーダーでクリア。ドルガがリーダーのときは危険度の上昇が低くなるので、探索が非常に進めやすかった。また、盗賊のディズィに俊敏さを上げるアイテムを装備させたところ、ほぼ100%逃亡に成功することも判明。そこで、探索が終わるまでは主力のメンバーで戦闘を行い、探索が終了したらディズィ1人にして逃亡の確率を上げると共に他のメンバーの回復も行うというのが基本的な進め方となった。戦闘では、罠師のシノの開幕攻撃と、道着を装備すると使える足払いによる行動不能が非常に強力でかなりお世話になった。もちろん、無駄な戦闘を控えるのは最優先。 探索が必要なのは実質的に5階くらいまで。それ以降は危険度を上げる要素も少なく回復アイテムも結構たまっていたので、あとは出口まで一直線。もちろん、素直に出してくれるわけは無いが、最後の戦闘もシステムを活かす趣向が凝らされていて楽しめた。 ただ、途中1人を助けられず、脱出時の戦闘でドルガが見事に散ったので、全員生存とはならなかった。次回こそは全員生存を目指したい。
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