雪さんすきすき日記
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2011年10月02日(日) 続・休日のこと

 昼頃起床。「Minecraft」の動画を2時間ほど眺めた後、「ばいおるいる弐」(神奈川電子技術研究所)をプレイ。

 前作「天才科学者ばいおるる」から2年、今度は無気力病になってしまった街の人を救うべく、おるるが再び薬の合成に挑戦するパズルゲーム。ちなみに、前作の感想はこちら
 ゲームの進め方は前作と同じ。エレメントと呼ばれる球状の物質を規定の色について一定数ビーカーに入れるとクリアとなり、違った色のエレメントを一定以上入れてしまうとゲームオーバーというルールである。
 エレメントは(何故か)マーライオンの口から出現するが、そのままでは重力に従って落下するので、壁を作ったり消したりして誘導をする。プレイヤーが操作できるのは、この壁を作った消したりするのと、エレメントをかき混ぜることのみ。そして、エレメントは色ごとに重さや磁性が決まっており、複数色のエレメントが混在した場合は軽い方は浮いて重い方は沈むといった、現実と同じようなの挙動を見せる。もちろん、磁性のあるエレメントは磁石に引き寄せられる。また、エレメントは特定の色の組み合わせにより別の色のエレメントを合成することもできる。
 前作はワープのみであった仕掛けも、今作はエレメントを飛ばす扇風機、エレメントを吸い込む換気扇、磁性のあるエレメントを引き付ける磁石と電磁石、合成と逆の反応を進行させて1つのエレメントを2つに分ける分離機と実に多彩に。これら新しい仕掛けにより、更にパズル性が高まっている。

 序盤の面は単純にエレメントをビーカーまで誘導する程度だが、徐々に合成や分離などの操作が要求され、仕掛けの種類も増えて複雑になってくる。とはいえ、序盤の各面はチュートリアルも兼ねているので、独特のシステムではあるものの把握するのはさほど難しくないかと。

 この作品で最も重要で最も面白いと思われる操作が分離。前述のとおり、複数のエレメントが混在すると重さによって層に分かれるので、上澄みや沈殿を分離することで目当ての色のエレメントを高純度で得ることができる。逆に、同じような重さのエレメントを混ぜてしまうと分離が困難で苦労するといったことも。また、合成においても使われなかったエレメントが残った場合どのように目的のエレメントを高純度で分離するか、あるいはどれだけ未反応のエレメントを少なく合成させて分離の手間を省くかなど、分離の役目は大きい。
 まるで合成化学の実験を行っているかのような操作に、化学好きな私は前作同様すっかり没頭してしまった。今作は面数も50面と前作の2倍で、前作最大の不満は解消されたし、後半は手順の複雑な面も多く、前作以上に手応えがあって楽しめた。


氷室 万寿 |MAIL
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