雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2010年05月02日(日) 続^3・休日のこと

 朝と呼べる時間に起きて、脱出ゲームを2本クリア。どちらも1箇所ヒントに頼ってしまったが。
 その後、同人ソフトのパッチを整理していたところ、保存しているDVD-RAMの空き容量がほとんど無いことが発覚。というわけで、昼頃に地元のパソコンショップに行ってみたのだが、メディアが見当たらず。もしかして、もう廃れたの…?

 帰宅後、「独り咲きクロッカス」(graceless oaf?)をプレイ。
 1人の政治家によって銃が力の無法地帯に変貌したニューヨーク。そこの支配者「白銀のオーキッド」と、伝説のガンマン「独り咲きクロッカス」の闘いを描いたVN。とあっさり書くと、ヒーロー物のガンアクションのようだが、実際にはもっと複雑な話である。
 プレイ時間は4時間半程度。主要キャラが凄腕の曲者揃いで話に勢いがあり、最後まで一気に読み終えてしまった。特に、終盤ではこの闘いの本当の理由と黒幕が明らかになり、そこから先はエンディングまでずっと目が離せなかった。また、戦闘場面では常軌を逸した闘いが繰り広げられる一方で、平時にはコミカルな場面も織り交ぜられており、物語の起伏も予想以上で、中だるみも無く密度の濃い内容であった。
 登場人物は主要キャラから三下まで全員が魅力的であった。まあ、設定からして反則的なのが多いのだが(笑)。全員が全員意外な一面や過去を持っており、それによる話の展開の変化に振り回されるのが実に楽しかった。終盤は、「え、このキャラが?」と思わせるような活躍もあったり。
 あと、個人的にVNのボイスはテンポを崩すことが多いと感じているのだが、この作品は話の勢いを削ぐことなく全編において楽しむことができた。あと、この作品は絶叫が多い。戦闘ではとにかく叫ぶ。実に楽しそうに。それが、この狂人達の闘いの臨場感を盛り上げてくれる。特に、終盤の迫力のある演技の応酬がとても印象的であった。そういえば、ネタバレになるが、主人公のキャストが企画の方と同じで、企画の方なのに上手い、と思ったら本職の声優さんだった。それは上手くて当たり前である。
 一方で、過去ログが見られないとかグラフィック面で見劣りするところがあるとか(銃の質感に乏しいなど)、気になった点もいくつか挙げられる。しかし、全体的に勢いのある物語は、昔VNをそれなりにプレイしてた頃の興味や熱意を思い起こさせるものがあるほど。内容には十分満足である。

 今日はこの作品をプレイして充実したので、「文花帖DS」はお休みしてお酒を呑むことに。


氷室 万寿 |MAIL
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