雪さんすきすき日記
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2010年04月13日(火) 「東方活劇綺談 第弐幕」のこと

 気力回復!今日からまたがんばろー。

 というわけで、「東方活劇綺談 第弐幕」(GATLING CAT)を開始。この日記を読んでいただいている方には最早説明不要であろう、名作椛アクション「東方活劇綺談」の続編である。

 で、続編となるとやはり前作との比較は避けられないわけで、しかもそれが名作となると尚更なのだが、序盤をプレイした感じでは、前作とは違った方向性を示しつつ、根本にある「キャラを操作する楽しさ」は変わっていないように思えた。何とも嬉しい限りである。
 前作が攻撃やグレイズなどの個々の動作の手応えを楽しむ作品とするならば、今作はそれらを組み合わせた一連の流れを楽しむ作品といえる。通常攻撃、スキル共に前作よりも手数が格段に多くなり、それらの連携も簡単に出来るので、「スタイリッシュ椛アクション」の名が示すとおりの流麗な戦いが手軽に楽しめるかと。特に、スキルを組み込むとコンボ数が稼げて演出面でも派手になり、その楽しさは一段と増すであろう。前作ではスキルはほとんど使わなかったので、今作でもあまりお世話になることは無いだろうと思ってたが、それは大間違いであった(笑)。今作ではスキルポイントが時間で回復することでさらに使い勝手が良くなっているので、積極的に使って椛の派手なアクションを楽しむことを特にお勧めしたい。あと、複数のスキルを装備できるのだが、その内容とコマンドが画面に表示されるのも嬉しい配慮である。

 また、椛の攻撃が強化されたのを受けて、道中、ボス戦共に敵の攻撃の密度も高くなり、よりテンポ良くメリハリの効いた面構成になっているのも好感触。道中はコンボを繋ごうと思えばいくらでも繋げられそうな敵配置で挑戦意欲が掻き立てられるし、ボス戦も前作に比べると攻撃の頻度が高くより緊迫した戦いとなっている。また、ボスの強力な攻撃の後には空中に浮かせられるほど無防備になる機会が設けられているので、避けた後はここぞとばかりに反撃できるのが実に楽しい。あと、道中は分岐後の経路の差異が一段と大きくなっており、同じ面でも全く違う展開になることも。これもまた前作に比べて強化されている面である。

 アレンジの質の高さも変わらないものがあり、椛の戦いを一段と格好良く演出してくれる。前作では「東方風神録」のエンディング曲である「麓の神社」の大胆なアレンジに度肝を抜かれたが、今作でもそのような意外な曲の意外なアレンジを期待してしまう。

 一つ不満を挙げるとするならば、フルスクリーンモードでプレイすると処理落ちが格段に酷くなるところ。ウィンドウモードでも十分な解像度なのでプレイする分には支障は出ないのだが、やはりできるだけ大きな画面でプレイしたいものである。

 というわけで、体験版の時点では方向性が大幅に変更されて正直不安な面もあったが、それが全くの杞憂であったことを思い知らされた次第である。ゲームの方向性は違えども、その面白さは確実に継承・進化されている作品であった。

 で、比較のために「東方活劇綺談」もプレイしてみたのだが、今も尚ジャンプやグレイズ、そして敵への一撃一撃の手応えが実に心地よく、これはこれで楽しいものがあった。ただ、「第弐幕」をプレイした後ではボス戦でのボスの攻撃頻度がやや寂しいように思えたが、これは椛の攻撃動作が比較的ゆっくりしているためであり、仕様上仕方ないことではある。この仕様で「第弐幕」のような攻撃をされても敵わないし(笑)。
 あと、両者を比較してみて、前作の攻撃は椛の実直さがそのまま現れており、今作の攻撃はオープニングデモで見せた成長(主に文に対するツッコミ(笑))度合いが反映されているような印象を受けた。

 そして、もみじかわいい。もみもみ。


氷室 万寿 |MAIL
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