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2010年01月30日(土) 「迷宮のミウ PLUS」のこと

 今日も「Alternative Sphere」はさぼって、「迷宮のミウ PLUS」(白夢館)をプレイ。

 このゲームは、広大な城の中を探索してこの城の謎を解いていく3Dアクションゲーム。不思議の国のアリスを題材としている。

 このゲームの特徴は、舞台となる城が立体的な構造をした大きな1つのマップから成り立っているということ。このマップを右往左往しながらボスを倒したりアイテムを入手して、徐々に行動範囲を広げていくという流れになっている。構造が立体的なのでジャケットに記してあるとおりマッピングはまず不可能で、記憶力と空間認識力を頼りに探索を進めていくこととなる。しかし、マップの繋がりは当然ながら整合性が高く、しばらく彷徨っていればその構造は自ずと把握できるであろう(彷徨う手間は惜しまないこと)。また、行動範囲を広げるアイテムを入手した後は、近くにそのアイテムを使う場所があるなど、実は結構親切な作りをしていたりする。さらに、城内ではヒントが数多く用意されているので、道には迷っても次に何をすれば良いのか分からなくなることは無いかと思われる。

 そして、もう1つの特徴がデッキシステム。自機もボスもカードでデッキを組んで攻撃等をするのだが、その内容は異なっている部分が多い。
 まず、自機の方はカード6枚1組のデッキを2つ組むことができる。カードの内容は攻撃、回復、防御、補助など様々で1枚のカードが1つの行動に対応しており(例えば攻撃は1回攻撃する度にカードを1枚消費する)、枚数以外の制限は特に無い。そして、カードを使い切ると補充かデッキの切り替え(と補充)ができるようになる。ただし、補充時にはかなりの隙が出来るので要注意。また、それとは別にボム専用のカードでボムデッキも組むことができる。ただ、本編ではデッキの切り替えは終盤のボスになるまで活用の場は特に無かった。デッキは1つは攻撃に特化、もう1つは体力やボムの回復に特化したものを組めば問題ないかと思われる。
 そしてボスのデッキだが、さすがボスだけあって54枚ものカードでデッキを組んでおり、そのうち最初の6枚で攻撃等をしてくる。ボスのカードは自機の攻撃が当ると破壊され、6枚に満たない分は逐次補充される。ただし、ボスのカードを破壊できるのは、攻撃力が同じかそれ以上の攻撃という条件がある。すなわち、弱い攻撃ならどの攻撃でも破壊できるが、ボムに相当する攻撃となるとこちらもボムでしか破壊できないということである(これらは色で判別できる)。そして、全てのカードを破壊するとボスに大ダメージを与えることができる。したがって、効率良くボスのカードを全て破壊するためにいかに攻撃を選んで当てていくかがボス戦での重要な鍵となる。ここで、ボスのデッキは画面に表示されるので、攻撃のパターンを読む、強力が攻撃がくるタイミングを図る等この情報を上手く活用すればボス戦を有利に進めることができる。序盤のボスは漫然と攻撃を当てていても倒せるのでボスのデッキの有用性が分かり難いが、ボスのボムカードが多くなる終盤になるとそれが良く分かり、そしてボス戦が俄然面白くなってくるであろう。
 このデッキシステムはいろいろと活用の幅が広がりそうなので、実に興味深いものがある。

 と、魅力を感じる要素はあるものの、実はこのゲームは諸手でお勧めは出来ないのであった。その最たる原因は操作性の悪さにある。これは不具合といっても致し方ないほどのものだが、自機の移動方向を切り替える際に間を置かないと、切り替え前のベクトルが加算されてしまう場合がある。例えば、上に進んでいた後に右を入力すると、右上に進んでしまうという具合である。さらに性質の悪いことに、右上に進んでいるときに右を入力しても、右上に進んだままとなってしまう。このことを理解しないうちは、自機を上下左右真っ直ぐに動かすことすら儘ならないのであった。これを防ぐには、入力方向を変える際に意図的に間を置かなければならないのだが、これはプレイヤーにとって相当な負担になり鬱憤が溜まるであろう。恐らく、この時点で相当のプレイヤーが投げるのではなかろうか。ちなみに、私は仕様だと無理矢理自分を納得させて何とか本編のクリアまで辿りついた。慣れてしまえばそれなりに(あくまでそれなりに)思い通りに動かせるのだが、それでもこんなことに意識を充てなければならないのは勘弁というのが正直なところである。この謎仕様については改善を要求するつもり。

 というわけで、ある程度ゲームを進めないと分かり難いものの魅力的な要素はあるのだが、やはりこの操作性の悪さは如何ともし難いものがあるわけで、ちょっと残念と言わざるを得ない。

 あと、「迷宮探偵シャーロット・ホームズの事件簿〜有明令嬢誘拐事件〜」は100%クリア達成。脱出イベントでエンディングが分岐する要因があるかと思ったのだが、脱出のショートカットだった。というわけで、このゲームは一段落。


氷室 万寿 |MAIL
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