雪さんすきすき日記
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2009年12月26日(土) 「文々新聞舞RE」のこと

 昼前に起きて、冬コミの宿などでお世話になるサークルの方への手土産を買いに地元の西武へ。
 と、その前にドラッグストアに寄って探し物。旬を過ぎたので見つからないかと思っていたのだが、見事に安売り対象で大量に発見。というわけで、無事「ハイチュウドリアン味」を入手したのであった。ドリアン味とあるが、正確には都市ガス味だと思うこのお菓子、食べるとチオール臭(都市ガスの漏れ認知用につけてある臭い)が口いっぱいに広がるという何とも素敵なものであり、その奇異さに某氏から確保を依頼されたのであった。ちなみに、本物のドリアンを食べた人に聞いたところ、本物は臭いも味もこんなものではないとのこと。
 西武ではいつものように洋菓子を物色。この季節はチョコレートと焼き菓子くらいしか無いので、手土産の内容が偏ってしまうのが悩みどころ。結局、全部チョコレートにしてしまった。

 帰宅後、パソコン横に置いてあった「文々新聞舞RE」(disfact)が目に留まる。ちょっとプレイしてみるかとインストールして始めたところ、6時間ぶっ続けでプレイ(笑)。
 このゲーム、元は第6回東方シリーズ人気投票で射命丸文の支援に製作されたものを、内容を増補して発表ものである。
 ゲーム内容は全方位STGで、自機である文を操作してステージボスである東方キャラの弾幕を避けながら新聞を投げつけるというもの。新聞を一定部数当てる毎にキャラや攻撃が変化し、目標まで当てると購読を契約してクリアとなる。
 ステージボスに近いほど新聞を当てたときに増える部数が多くなるというシステムで、接近して攻撃するほどクリアは早まるが、弾源に近づくわけなので当然被弾する危険性も増す。ここで、疾走優美という操作を発動するとゲージが無くなるまで無敵で高速移動することができるようになる。このときはステージボスに体当たりしても大丈夫なので、危険回避だけでなく接近して新聞を撃ち込むことで部数を一気に増やす好機となる。なお、このゲージはボスに新聞を当てたり敵弾にかすることで増えていくのだが、新聞を当てたときはボスに接近しているほどゲージが増える量も多く、先の部数増と連動している。この辺りの兼ね合いで、ゲージを溜めるまでの緊張感とその後疾走優美を発動したときの開放感が楽しめる。
 さらに、このゲームは評価がクリアするまでの時間ということで、ここで疾走優美の真価が発揮される。疾走優美はゲージが最大量に近いとほとんどのボスの攻撃を1段階無敵でやり過ごすことができるので、時間が掛かる攻撃は予めゲージを溜めておけば速攻が可能となる。また、激しい攻撃もある程度耐えてゲージを溜めさえすれば、その後一気に畳み掛けることができる。逆に、簡単な攻撃や攻撃が変化するまでの購読数が少ない攻撃では疾走優美を使わずに、溜めたゲージを後々利用する方が有利になる場合もある。このように、ボスの攻撃内容に応じて疾走優美の活用方法は大きく異なり、上手く活用することでゲームの進行が迅速になり弾避けの危険性も面白いように減っていく(全く無くなるわけではないところが重要)。というわけで、ゲージを上手く管理して疾走優美を効果的に使用するパターンを構築するのにかなり熱中してしまった。
 ちなみに、疾走優美を使わずに真正面から弾幕に立ち向かうのも当然ながら有りである。中には「東方文花帖」並に無茶な弾幕もあり、腕に覚えのある人はタイムアタック以上に挑戦し甲斐があるかと。ちなみに、私は全面クリア時間を最高評価にしたところで満足してしまったが。
 登場するキャラや攻撃も実に多彩で、中には懐かしいキャラも。ゲーム展開的に「東方文花帖」を意識しているようなので、「文花帖」が気に入った人ならばより楽しめるかと思われる。なお、支援作品が体験版として公開されているので、そちらをプレイすれば雰囲気は掴めるかと。


氷室 万寿 |MAIL
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