雪さんすきすき日記
リサイクル戦術シミュレーション『リサイクルプリンセス』 倒れてもその場で復活するリサイクルSLG。全力で応援中!
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2008年08月18日(月) 体験版のこと

 というわけで、先ずは体験版を片付けることに。

・「特急天使」(EasyGameStation
 モンスターが跋扈する危険な道を、精霊の加護を受けて走りぬき手紙を届ける「メッセンジャー」と呼ばれる女の子達。そのメッセンジャーの最高称号である「特急天使」を目指す一人の少女が主人公のアクションゲーム。
 ゲーム内容はライバルキャラとのレース。走ったり加速ジャンプして地形や障害を乗り越えながらコースを3周し、最終的にポイントが多い方が勝利。勝敗を決めるのは順位ではなくポイントであるところが特徴。ポイントは、ライバルより前で走る、モンスターやライバルを踏みつける等様々な方法で稼ぐことができるが、レースゲームなので基本的に速く走った方がポイントを多く稼げるようになっている。
 また、道中にはお馴染み精霊石やアイテムボックスが多数置いてある。精霊石はポイントの他に性能向上も兼ねており、効果は地味だが多数集めることで威力を発揮する。アイテムは基本的に使用者に有利に働くもので、中には地形を無視して走ることができたり、画面全体攻撃でライバルをほぼ確実に足止めできるような強力なものも。どのアイテムを入手できるかは運次第だが、活用次第で戦況を大きく覆すことができるようになっている。
 1レースに要する時間は2分程度で、気軽にテンポよく楽しめる内容となっている。更に、対人戦はアイテムを使った駆け引きがとても熱そうな感じ。
 それにしても、今回もジャンプ台とかオイル溜まりとか要石とか、相変わらずオールドゲーマーの心をくすぐるネタがちらほらと。中でも、チュートリアル(その名も「とってん通信」)のマップ画面(※イメージ)は反則が過ぎる。

・「Doll's Ingram」(喫茶珈琲館
 自動人形マリーさんがサブマシンガンをぶっ放したり踏み付けながら化け物を倒していく横スクロールジャンプアクションゲーム。
 退廃的な雰囲気や操作性は良いのだが、いかんせん肝心のゲーム内容が淡白すぎて(ボスも出てこないし)これだけで評価は難しい。好みのジャンルなので、頑張って欲しいところ。

・「あけぶれ」(OHBA堂
 鉄球を振り回して敵をボコる横STG。前回の冬コミで体験版が頒布されたが、そのVer.2となる。
 Ver.2になって鉄球の仕様がかなり変わった。大きな変更は、敵弾が消せるようになったこと。敵弾は通常の雑魚が撃ってくるものからボスの極太レーザーまで全て対応可能であり、2面中ボスでは鉄球と光学兵器が正面切ってぶつかり合う(そして鉄球が勝つ)という素敵な状況が展開される。
 もう一つの大きな変更は鉄球が敵に当たると爆発しなくなった代わりに、投げた鉄球を回収することができるようになった。回収後は鉄球の運動量が反映されるため、遠くまで投げてから回収すると大きく振り回せるようになり、敵に大ダメージを与える重要な手段となっている。
 また、鉄球の仕様変更に合わせて、操作系も大幅に変わっている。ボムも弾数制からゲージ制になっており、前の体験版とは全く別物といっても良いかもしれない。
 前の体験版は鉄球を敵に投げて爆発させるだけで楽勝だったのだが、この体験版ではそういう安易な攻略は通用しなくなった。ショットの威力も鉄球に比べるとかなり低く設定されており、どれだけ思い通りに鉄球を振り回せるかがより要求されるようになっている。しかし、鉄球の操作は頭では分かっていても実際に行うのはかなり難しく、思い通りに敵を攻撃できないもどかしさがどうしても先行してしまう。また、鉄球が敵に与えているダメージが感覚的に掴みにくく、敵に攻撃を当てたときの手応えがあまり感じられないのも気になるところである。
 という感じで、鉄球の操作に慣れて鉄球を振り回す爽快感と敵を倒す爽快感が連動しないと、面白さが見出せないかもしれない。鉄球という要素を活かすことを優先しすぎているような気がして、正直なところ前作よりも操作も面白さも敷居はかなり高くなった。
 あと、ボス前の会話は飛ばせるようにして欲しい。

 今日は平日なのでこんなところで。


氷室 万寿 |MAIL
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