雪さんすきすき日記
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2004年09月18日(土) 「東方永夜抄」のこと

 さて、いよいよ「東方永夜抄」の出番である。

 キャラメルパッケージの封「印」を切り、「禍々しさ満載の」CDをトレイに入れる。今まで単なる作業でしかなかったインストールに、鉤括弧内に記したオカルトめいた事を感じるのは、ジャケットから滲み出ている何かの影響か。まあ、そんな禍々しさ満載のCDが部屋に5枚(笑)もあれば、いくら感度の鈍い私でも少しは影響を受けるというもの。

 そして、さっそくおまけテキスト(笑)。今回の物語は「紅魔郷」「妖々夢」とは比べ物にならない程生臭い。幻想郷でも確執は耐えないところは生き物の性によるものであろうか。そして、文章も今までで一番ZUN節全開。

 ところで、このテキストを読んで、過去の過ちに気づいた。私もゲームと演出を切り離して考えていた時期があった。演出はあくまで副次的なもの。演出が前面に出ると、ゲームを曇らせ貶める。端的に言えば演出不要論である。しかし、この考えに合わない事例も多々あり、据わりの悪さを感じていたのもまだ事実。この据わりの悪さを今回のテキストが見事に晴らしてくれた。今まで抱いていた考えは単なる思い違いで、ゲームと演出の乖離に感じられる違和感を不快に思っていた、というのが正しかったようである。
 だから、今でも「メタルブラック」の「ゲーム」としての評価が低いのは変わらなかった(笑)。

 それではそろそろプレイを始めよう。

 とりあえず、イージーで全チームFinalBクリア。ストーリーや演出、音楽を楽しむには(そして、楽に単体とエキストラを出すには(笑))先ずイージーからということで。
 今回はネタバレを見ていたためか、あるいは3作目ともなると慣れたせいもあるのか、「妖々夢」の4面初見のような衝撃は無かった。少し寂しい感じもするが、それでも4面の曲と同調した場面転換や6面ABの背景の対象性には感嘆の声が出た。
 曲は相変わらず琴線に触れるものが多く、「ヴォヤージュ1969」はコメントと併せて涙腺が刺激されてしまった。そして、相変わらずいろいろと全開のラスボス2曲。その奔放さは聴いていて非常に爽快である。しかし、今回の曲は初めて聴くのに懐かしさを覚えるものが多い。といっても、「恋色マスタースパーク」等のような旧曲のアレンジという意味ではなく、歴史書や昔のニュース等から受ける印象である。「妖々夢」が「世界」なら「永夜抄」は「過去」である。
 相変わらず5面ボスのスペルカードは奇抜で面白い。「幻視調律」と「真実の月」には感服するしかなかった。永琳はフラクタルとライフゲームに感動。自然科学の要素は幻想郷にはそぐわないかもしれないが、今後もいろいろ取り入れてくれると嬉しい。五つの難題と永夜返しは、スペルカードのシステムを最大限に活かしたシリーズ最高の展開である。逆に、これらのスペルカードは単体ではその意義が極端に薄れてしまうので、スペルカードモードでプレイする回数は極力抑えるべきであろう。
 咲夜さんは今回控えめであったが、これは主人のレミリア嬢に同伴ということで従者としては当然のことであろう。あと、幽々子嬢の飄々としながらも最後に決めてくれる辺りがとても素敵である。妖夢は素直な性格なので終始振り回されっぱなしであったが、これもまた微笑ましい感じ。

 といった感じで雑感を纏めておく。さて、次はノーマルか。

 「東方戰騎譚」の攻略サイトを作成してからも、相変わらず「東方戰騎譚 攻略」で検索がかかってくるのは、やはり役に立っていないのであろうか…。

 ラストワード、リグルとミスティアと鈴仙の3つが出ていたので、とりあえず紅魔組で取得。結界組が楽なようだが、やはりレミリア嬢と昨夜さんがお気に入りの私としては、なるべく紅魔組で進めて行きたいところ。

 そして、早速リプレイ解禁(弱っ)。「季節外れのバタフライストーム」の結界組リプに大笑い。しかし、自分で試してみると上手くいかない。何か仕込みが必要なのであろう。
 その後、ラストワードのリプレイ撮り直し。お酒が入っているにも関わらず、全て10回程度で取ることができた。


氷室 万寿 |MAIL
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