人妻の裏心 『皮肉な幸せ 16』 不倫のタイプ - 2005年07月07日(木) 夫は今まで同僚や友人と飲みに行く時には 仕事を終えた後そのまま行くことがほとんどだった。 また、一旦家に帰ってきてお風呂に入ってしまうと 誘われても出かけたくないという人だった。 それなのに、ここ何回かは家に帰り、風呂にはいってから 出かけていく・・・。 たまりかねてアタシは聞いた。 「ねぇ、今日も出かけるの?」 「ああ、○○さん(客先の人)に誘われちゃってさ〜。 本当は行きたくないんだけどね。」 取引先の人といわれたら、行っちゃダメともいえないし 「そっか。気をつけて行ってきてね。」 と、つとめて明るく見送った。 夫が出かけ、その様子を見ていた妹が言った。 「お兄ちゃん、なんかよくでかけるようになったね? お姉さんも、ガツンといわないとダメだよ(笑)」 そうは思うのだけれど、なにせ自分がやましい事を しているだけに、強く言えないのだ。 墓穴をほりそうで怖いし・・・。 アタシは、家庭が円満な時は、他の事にも興味は 人一倍わくけれど、夫とケンカしていたり、 夫とうまくいってないと、なにもできなくなる性格だ。 当然、彼のことだってどうだってよくなってくる。 実際、彼からもあれから連絡ないけれど、さほど気にならない。 不倫をするタイプは大まかに2つのタイプにわけることが 出来ると思う。 まずは、夫婦仲がうまくいってなくて、他により所を求めるタイプ。 もう一つは、家庭は円満なんだけど、さらに刺激がほしくてというタイプ。 多分、アタシは後者のほうなんだろう。 だから、メッセが偶然彼と繋がった時、彼が 「早く逢いたいね^^好きだよ、可奈。」 と、打ってくれても、しばらく返事が出来ず 「可奈は?」 と、催促されてついこんな事を打ってしまった。 「そっか。そんなこというと家に遊びに行っちゃうぞw ま、それは冗談だけど、いつでも連絡ちょうだいよ。 好きだよ。可奈^^」 そんな彼の返事に 「は〜い(笑)」 と、明るくレスをしたが、心の中ではわかっていた。 彼が本当にアタシを好きなわけがない。 好きならこんなに連絡とらなくて平気なわけないもの・・・。 案の定、アタシもメッセにもログインしなくなったけれど、 彼からの連絡も一切なくなった。 結局、ネット不倫なんてこんなものなのよね・・・。 それでもアタシは寂しくなかった。 それ以上に大きな問題がアタシを襲いはじめていたから・・・。 -
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