3/23の水曜日、池袋ジュンク堂書店に、内田樹と釈宗徹和尚とのトーク ショーを見に行ってきた。このたび発売された「いきなりはじめる浄土真宗」 「はじめたばかりの浄土真宗」の販売促進、サイン会イベントである。
で、一言でいうなら、お二方ともとても愉快な方たちだった。 ウチダ先生は、Blogによれば死のロードの途中であったらしいが、 直前のジェンダー論を巡る攻防、そしてBlogでは触れていないライブ ドア騒動や、両氏の細木○子に対する見解など、貴重な話が伺えたし、 釈和尚は関西人の軽妙洒脱さを持った方で、とてもチャーミングな方 であった。 あまつさえ、勢いでしてしまった質問に快く答えていただき、サインを 頂いた時にはお坊さんから感謝の言葉まで頂けるという誠にありがたい 機会であった。
ということで、本当ならばその内容について覚えていることをここに 書き留めるのが礼儀なのかもしれないが、何しろメモも取らず、ただ うんうんと頷き、笑い転げていたのみであるので、実はまとめようが ないのである(爆)。 まあ、ここで聞いた事が栄養としてちゃんと身体に吸収されているので あれば、いつかひょっこり顔を出してくるのかもしれない。
あ、一つだけ思い出したことと言えば、この本の特徴ともいえるのだ けれど、禅の公案がダブルバインドであるということについて、僧侶 である釈和尚がそこにとどまり、ブレイクスルーを目指すのに対して、 ウチダ先生は巧妙にするするっとすり抜けて次を目指すという姿勢の 違いが感じられたことだろうか。
これはどちらがよりすぐれているという事ではなく、どちらも「簡単に は解決しない問題」に対する対処法の違いなのかもしれない。 なんて手前勝手に納得しててもしょうがないんだけど。 ということでとても楽しい時間でした。
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