さて、新規参入騒動改め、プロ野球再編問題。 果たしてライブドアか、楽天のどちらが仙台のフランチャイズ権を 得ることができるのか、という問題。
今までの両者の流れを見ていると、とりあえずお互いに仙台とした 事で、メディアに取り上げられる構図としてはわかりやすいんだろう なあ、って事と、両社長ともどうしてこうも同じ時期に同じ事をやる んだろうなあ、というのが見ていて興味深い。
なぜ?彼らは同時期に、仙台はともかくとして、山形、岩手など 行く場所がかち合うんだろうか。 どっちかが相手の動向を敏感に察知して足並みを揃えているわけでも あるまいに。
ついでに、堀江社長の日記を読む限り、今まではなんか世界中を 忙しく飛び回っていたのに、最近はプロ野球問題にかかりきりで、 本業の企業買収とか提携とかは大丈夫なのかなあ、といらぬ心配を してみたり。
おそらくはベストエフォートというか、こうすれば問題解決になり ますという一種の正解があって、それに基づいて行動していると、 自ずと行動は似通うのかもしれない。
以前堀江社長が、新規参入問題に関して、隣の席にいる受験生は ライバル視しないでしょ、と言っていたように、この問題を受験と 考えれば、今何をすべきか、という問題設定はお二方とも得意なんだ ろうし。 さて、結末はどうなるんだろうか。
でも、結局今までメディアを通してわかってきたことといえば、 ライブドア、楽天とも親会社の経営状況、そして新規参入に対する 意気込みとも、大きな違いはないという事であり。
この両者からどっちかを選択しなければならないとしても、どっちを 選ぶにしても、はっきりとした理由をつけるのは難しいような気もする のである。
強いて言えば、楽天の三木谷社長の方がオヤジ受けするという事と、 ライブドアのBlogにアダルトカテゴリーがあるということ位で。。 ま、実際選ばれるとしたら、その些細な違いになるのかもしれない けれど。
などとのんびりと思っていたら、昨日、10/13日にダイエーが産業再生 機構活用になり、そして堤西武ライオンズオーナー兼コクド会長が 全役職を辞任なさるそうで。
はてさてこれでまたどうなるのか面白く、いやわからなくなってきた。
ダイエーの問題は、金融庁と経産省の綱引きだったらしいけど、 プロ野球にとってみれば、この新規参入問題に片をつけなきゃいけない この時期に、ダイエーホークスをどうするのか、という問題が再び 現れるというのも興味深いところであり。
はたして仙台のフランチャイズを取れなかったところがホークスの 買収に回るのか、それとも両者ともダメで、ロッテがホークスを吸収 合併という規定路線に戻るのか。
たとえば堤オーナーの西武ライオンズ球団は、どちらのシナリオの 場合には、球団を持つという情熱をなくして、あっさりと手放して しまうのか。
そして1リーグ化推進の盟友を失ってしまったナベツネ元巨人軍オー ナーは、あくまで楽天のゴリ押しをするのか、それとも福岡ホークス を丸々三木谷社長に渡すのか。
はてさて、今後の展開やいかに。
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