パラダイムチェンジ

2003年10月12日(日) F1GPと秋の空

最近、続けて見ることのなくなってしまったF1GPだけど、それでも
毎年欠かさず見るようにしている1戦がある。

それが鈴鹿サーキットで行なわれるF1GP。
日本のホームGPということもあるし、放送時間も10時〜と見やすい
時間帯に放送されるということもあるけれど、このGPが好きな理由は
他にある。

それは、日本の秋空がボディに映りこんだ時のF1マシンの美しさ。
日本の秋の高い空の青さが、きれいに磨きこまれたF1マシンのボディ
に透明感を増すかのように映りこんだ姿は、とても美しいと思う。

F1マシンが美しく見えるGPは他にもある。
例えばモナコGP。初夏の地中海沿岸で行なわれるこのGPでは、ギラ
ギラと照りつける太陽を照り返すかのように、赤や黄、そして青など
の原色のF1マシンのボディをより鮮やかに際立たせる。
他にもTVの画面を通しても、F1マシンがことさらにきれいに見える
F1GPはまだまだある。

でもその中でも、秋の鈴鹿の晴れた青空に映えるF1マシンには、
他にはない美しさがあるような気がするのだ。
そう、やっぱり晴れた秋の日の太陽は、F1マシンに限らず様々な
ものを美しく見せてくれるような気がする。

晩秋の紅葉も、空の高くなる秋空だからこそ、赤や黄色に染まった
木々や落ち葉のコンストラストをより鮮明に見せてくれているのかも
しれない。

そんな感じで今年も晴れたF1GPを期待していたんだけど、残念ながら
予選日は曇り→雨。決勝日も路面はドライだけどやや曇り気味と、
期待したほどの好条件ではなかった。
元々鈴鹿サーキット自体が山の中にあるような感じなので、天候は
くるくると変わりやすかったりするみたいなんだけど。

でも、そんな個人的な期待?は裏切られたけれど、実際のレースは
とても面白い展開になった。
今回、スポット参戦した佐藤琢磨が昨年に引き続き入賞したことも
もちろんだけど、要所要所で白熱したバトルが見られたことも大きな
要因だと思う。

忘れてた。鈴鹿サーキットで行なわれるF1GPが好きな理由はもう一つ
ある。それは今では数少ないハイスピードのサーキットであること。
そのスピード感を、あたかも体験させてくれるような映像が多いこと
である。

来年はもっと晴れた中でのF1GPと、来期はレギュラードライバーに
昇格する佐藤琢磨の活躍を期待したい。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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