2003年03月08日(土) |
ダイ・アナザー・デイ |
"What's your Name?" "Bond. James Bond."
今日見てきたのは「007 ダイアナザーデイ」。 ちょっと単純な映画観たかったのもあるし、こういうのは やっぱり旬を逃すと、なかなか見れなくなっちゃうし、 ということで早速鑑賞。
今回は第一作「ドクターノオ」から数えて40年、20作目に あたるらしく、記念碑的な作品である。 この映画を一言で言うと、ゴチャゴチャ言わず、素直に楽しむ べき作品。
最近は、ビジュアルエフェクトの進化もあってか、007シリーズ 以外にも、ジェームスボンドもの、というジャンルが確立している と思う。 例えば、ミッションインポッシブル、チャーリーズエンジェル、 オースティンパワーズ?、トリプルXなど。
ポイントとしては、世界中を股にかけた大活躍、ハイテク満載の スパイグッズ、敵か味方かわからない、ボンドガールとのアバン チュール、そして必ず?世界転覆を考えている敵と、そのための 大仕掛け。 ある意味、大人のためのおとぎ話。
今回も、本家としてその辺のお約束はちゃんと抑えている。 ただ、ピアズナンボンドになってからは、フェミニズム方面にも 気を使ってか?時代だからか?ボンドガールはただ単にエッチして 主人公を助けてくれる刺身のツマではなくなってきている。
今回のボンドガール、ハルベリー演じるジンクス、はそういう意味 で、新時代のボンドガールの進化系らしく、ついにはジェームズボ ンドと、対等の立場にまで登りつめた。
ある意味で、アメリカの女性版殺しのライセンスを持ったスパイ。 その華麗なファッション、抜群のスタイルも含めて、ボンドとは 気が合うだろう。 外伝的作品として、「ジンクス・シリーズ」ができるのもうなづけ るようなキャラクターになっている。
ちなみにボンドガールとして?今回は主題歌歌っているマドンナも ちょっとだけカメオ出演。 ボンドとちょっとだけエッチなシーンを演じている。
そして舞台は、北朝鮮、香港、キューバ、ロンドン、アイスランド と、今回も見所たっぷり。
今回の敵は北朝鮮の将軍の息子。 でも、あんまり北朝鮮自体は、関係ないような気もするけど。 ある意味では、勘違いしたニホンを舞台にした映画みたいな感じ である。
偉大なる指導者である将軍様も出てくるので、てっきり眼鏡かけて 増毛しているのがわかりやすい人で、しかもボンドガールとして 悦び組みたいな人まで出てくるのかと思ったら、そんな事はなく。
制作側としては、たまたま舞台にした北朝鮮が、これだけ日本や 世界で脚光を浴びたことで、逆に儲けた感じなんだろうなあ。
んで、実際の映画のあちこちに関しては、ツッコミどころ満載。 書こうかとも思ったけど、やっぱりこの映画の場合は、ツッコミ を入れることも、映画の作品の楽しみとしては重要だと思うので あえて書かずにおこう。 実際に作品を見て存分にツッコミを入れてみてくださいな。
でも(以下、ちょっとだけネタばれ) 実際の北朝鮮の、偉大なる将軍様があんなガジェットを手に入れ ちゃったら、一体どうなるんだろう?
建設的に使うんだったら、北朝鮮のエネルギー問題は原子力に頼ら ずとも解決しちゃうような気もするんだけど、その場合もやっぱり ボンドさんたちは、破壊しに行くのかなあ。
ジェームズボンドものが大好きで、たまにはスカッとしたい人に おススメの映画です。 ダイ・アナザー・デイ公式サイト
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