| 2008年10月07日(火) |
081007_日本のネット環境は世界一 |
日本のネット環境が世界一だ、というランキング調査の結果が発表されました。
日本のネット環境は世界一 英大学院ランク付け 【ブリュッセル7日共同】英オックスフォード大の大学院を中心とする研究チームは7日までに、インターネットのブロードバンド(高速大容量)通信の速さや容量など利用者の使いやすさを比較した国際ランキングを発表、日本が2位のスウェーデンに大差をつけて首位に立った。
研究チームは5月に経済協力開発機構(OECD)加盟国と新興市場国など計42カ国を対象にダウンロード、アップロードの速度、送信待ち時間などについて、約800万件のデータを取り、独自の指数で採点。
日本は98点で、以下はスウェーデン(55点)、オランダ(49点)、ラトビア(45点)、韓国(45点)の順。米国は16位、中国は41位だった。
日本については「3−5年後の次世代ネット環境に達している唯一の国」として、政府などの取り組みを称賛した。
研究チームは「幅広い利用者の映像送信などを可能にするアップロード速度を特に重視した」としている。(以上、「共同通信」)
ソースはこちら → http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008100701000483.html
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それにしても、二位以下を大きく引き離して圧倒的な一位ではありませんか。
地方都市の山奥にはまだまだ光ファイバーは行き渡っていないのですが、都市部を中心にしては高速通信網がほとんど行き渡ったという評価を得られたのでしょう。実際新しく建てられる建物には、水や電気と同じくらい当たり前に高速通信インフラが整備されていますからね。
実際、日本ではもう文章中心の情報をネットから受け取るだけではなく、映像情報をネット上に送り込むだけのインフラ環境が整備されたということ。
問題はこのインフラを活かして、新しい社会を形作るようなシステムが出来るかどうかなのかもしれません。著作権の問題解決や新しいビジネスの誕生への発想が求められるのでしょう。
それにしても、必ずしもビジネスにしなくても市井のアマチュアの人たちの能力が集結するとものすごい力になったりもします。玉石混淆のネット社会と言われますが、掲示板を冷やかしたり荒らしたりする投稿者をいさめつつ、無視してやんわりと追い出し、まともな議論の場にしようと言う努力が見られるようになっています。
単に、危ないとか何が起こるか分からないと言ってネット社会への危機感だけを煽っている内に、その世界の中では一定の秩序造りへ努力が積み重ねられているのです。
有名な2チャンネルなどの掲示板には荒らし対策の表現がよく載っています。
これが国民一人一人の力の総和である国の力なのかも知れません。高いインフラにはそれを扱う民度も求められるのです。

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