掛川奮闘記

2008年09月26日(金) 080926_江戸の古地図を見る

 調べものがあって江戸時代の東京の古地図を探していたところ、検索サイトのグーグル・アースで古地図が利用できることが分かりました。

 使い方にちょっとだけ慣れは必要ですが、用意されている東京の古地図に行き当たりました。

 東京の古地図は、1680年、1799年、1858年、1892年の4枚が用意されていて、必要な年代の地図を開くと、現在の地図の上に大体重なるように古地図が置かれます。今と昔の土地利用の違いを見つけるのも簡単。

 例えば水道橋の後楽園がかつては水戸藩の屋敷だったなんて事も図面を重ねてみると分かります。今日探したかったお目当ての場所の昔からの変遷も分かって本当に大満足でした。

    ※    ※    ※    ※

 ところで、昨年同じようなことで江戸の古地図のデータがないものかと大きな書店を探して歩いたのですが、現代地図情報に古地図情報3枚を重ねて見ることが出来るというDVDソフトが1万2千円で売っていたのを思い出しました。

 グーグル・アースを見ると、お金を出さないと得られなかった情報もタダで手に入れることが出来るのです。情報を入手する料金障壁を下げて、情報はタダにするという、グーグルの野望の前には、出版社などそれを商売にしている人たちは顔色なし、というところでしょう。

 しかも本ならば印刷した時点で情報の時間が止まってしまうのに対して、ネットであれば常に最新の情報を提供することも出来ます。ますます最新の情報提供ツールとしてはネットに歩が勝ると言えるでしょう。

 グーグルのすごさをまた一つ感じたのでした。

    ※    ※    ※    ※


 グーグル・アースの最初の画面



 この左下に「ラムゼイ歴史的地図」というところがあってこれを押すします
 


 栗のイガのようなマークが四つ出てきました。これが地図のマークです。
 


 1680年の地図を開いてみると、少しゆがめて現在の地形に合わせてくれます
 


 江戸の古地図が広がって…
 


 日本橋付近はこんなに大きく見ることができます。すばらしい精度です。
 


 < 過去  INDEX  未来 >


こままさ