掛川奮闘記

2008年09月13日(土) 080913_昭和レトロ商品博物館

 青梅市の赤塚不二夫会館を観てきました。赤塚不二夫自身は青梅市と関係はないのですが、地元の熱心な誘いにギャグ的感覚で乗ったのでしょうか。昭和を思い出させるマンガの数々でした。

 さて、そのあとはお隣の昭和レトロ商品博物館を見学。こっちもまた昭和生まれにはたまらない陳列の数々で笑ってしまいます。

 

 まず入り口の受付がすでに駄菓子屋のおじちゃんになっていて、その名も「昭和堂本舗」。売っているものもありますが、大概は昔懐かしい品々を展示したもの。上にはキンチョールの大きな看板があります。「ルーチョンキ!」なんて流行ったなあ。

 

 おおっ!家庭版がある!うちの父も買ってきて我が家にあったし、よくやったなあ…。懐かしいー。子供の時の思い出が一気に湧いてきます。

 

 こちらはパッチ(=北海道方言でメンコのこと)に牛乳の蓋の数々。パッチは中学校一年の時に近くの子供を集めて毎日やっていたのに、「どれ、一枚よこせ」と言われて渡した親父に全部巻き上げられて燃やされた思い出があるぞ。向こうの方が一枚上手だったのです。

 

 牛乳の蓋を集める乗って何であんなに流行ったんだろう、みんな集めていたもんな…、おー!別海牛乳の蓋もあるー!なんか嬉しくなっちゃうね。

 

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 おっ、『象が踏んでも壊れない』で一世を風靡したサンスターアーム筆入れがある。そういえばこれを持っている奴が『象が踏んでも壊れないんだぞー』と言って、金槌で叩いたらヒビが入ったことがあったなあ…。

 

 こちらは懐かしい飲み物シリーズ。ミリンダに初期のスプライトですか。ペプシの300mlなんて北海道にもあったかなあ?でもタケダのプラッシーはないのね、プラッシーは。

 

 軍事将棋もありました。持ち駒の配置に妙がありましたね。スパイは大将とミサイルに勝つのです。スパイの駒には目がかいてあるんですよ、目が!

 

 こちらはコカコーラの景品シリーズ。ヨーヨーが欲しくて欲しくてたまりませんでした。本当に青春が蘇りますなあ。

 

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 ときどき、民族博物館などへ行くと昔の民具などが置いてあることがありますが、カマドや鍬や鋤を見てももう親の世代もそれほど使ったことがあるわけではないものが置かれていてあまりシンパシーが湧きません。それよりはまさにここに飾ってあるものは生きてきた記憶の中にある品々でより鮮明に子供時代を思い出すことでしょう。

 流行物というのは、子供があまりそれに没頭すると勉強がおろそかになるのではないかと心配になり、つい禁止したくなりますが、親の目をかいくぐって友達と共有したこういうものこそ、自分自身の歴史に確かなインデックスになっているものです。

 見た瞬間に小学校6年生にフラッシュバックさせてくれるということは、強烈な印象があるからこそ。

 流行歌でもおもちゃでも、その時代の流行の思い出を子供に残してあげる事って大切ですね。自分自身がそうなんですから。

 思わず一人で盛り上がってしまいましたが同世代には涙モノですわ。 


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こままさ