| 2008年04月16日(水) |
080416_都市づくりの流行 |
札幌で、広場に関する委員会があるので是非参加してくださいというオファーがありました。
話を伺うと、東京で広場の勉強をしたときにお世話になった先生も加わって頂く予定だとか。おやおや、随分広場で縁が広がり始めました。
しかし札幌のような雪国での広場というのは、東京とはまた条件が極めて異なります。なんといっても冬の雪がありますからね。
そもそも日本人には広場は馴染みがないのではないか、と思い始めたところへこの話。ヨーロッパの古い街並みの中心部にしっかり位置する広場とはまた違った、日本的感覚での広場の利用とはどういう姿になるのでしょうか。
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先日もそんな話をお世話になった先生としていたところ、「やはりあるべき姿自体が時代ともに変わるんですよ」とおっしゃっていました。
「やはりある流行の時代を過ぎて行かないと、次の時代にマッチした姿は分からないと言うことでしょうか?」と訊くと、「まさにそのとおりです。昔は二階の高さで歩道をデッキ上にして、立体で歩車分離をしていました。その頃はなんといっても車が中心の都市構造だったんです」
「なるほど、しかしそれは今は変わりつつあるということですか」 「はい、少なくとも『歩行者優先』が当たり前になりつつあって、人は地面の高さを歩くものだ、という意識が強くなっています。車に関してもう少し過激的な人は『車は排除』で、まちなかには入れさせない、というくらいの感覚を持ちはじめました」
「車を排除してどうなるんですか」 「少なくとも駐車場は周辺部に配置します。そしてバスや電車の公共交通の確保、そして最近は自転車がものすごい勢いで増えています」
「自転車!」 「若いときはそんな時代が来るなんて思いもよらなかったものです。しかし環境やエネルギー、車によってまちなかから人間が排除されてしまったという負の経験はこれからのまちの作り方に少なからず影響を与えています」
なるほど。問題は、我々の感性が昔の成功を引きずらずに柔軟に次に来る時代を先取りできるか、ということのようです。
通勤、通学を自転車で、というのはオシャレではなくて、常識になりつつあるようです。都市作りの流行というのも面白いですね。
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