掛川奮闘記

2006年07月07日(金) 060707_雪氷輸送〜氷が東京へと向かいます

 今日から三日間は、雪氷輸送プロジェクトのマスコミ公開への対応に追われる事になります。雨が降らないと良いけれど。

【氷の切り出しをマスコミ公開】
 わが雪氷輸送プロジェクトの氷は、昨年12月から作り始めて2月末までに60センチくらいになりました。これを夏以降も融かさずに保存する事がプロジェクトの上では大事な要素です。

 そこで氷は3月になってから厚さ1メートル以上の雪で覆い、その上に住宅用の10センチ厚のスタイロフォームを敷き並べ、雨よけのシートを掛け、風で飛ばないようにさらにネットで保護を図っていたものです。

 今回の実験では、7月になってもなお雪を取り除けば、ほぼできたときの姿そのままの氷が現れました。

 今回はそれを切り出してトレーラーに積み込んで東京へ運ぶのですが、前日に予定した船が欠航になるという情報が入ったために、船を一便早めて午後一番の船に乗せる事にしました。

 しかしその分朝からの氷切り出しの時間が少なく、切り出しスタッフと積み込みスタッフは時間に追われて作業を続けたのでした。

 一方、船の時間が変わった事をマスコミ各社に急遽お知らせし直した事が功を奏したのか、「今からでも取材して良いでしょうか?」という問い合わせが次々に来て、担当者はその対応に奔走しています。

 現地では撮影に安全な場所を指示して報道の皆さんを誘導するのですが、皆さん取りたい映像イメージがあるので要求も厳しく、対応に右往左往する事も多いのでした。

 今日の氷積み出しでは、時間が足りなかったために氷の積み込み時間が来てしまい、そこで積み込みを取りやめて梱包と固定作業を行いました。

 現場をスタートしてからトラックは積み荷の重量を量るためにトラックスケールというトラックの体重計のようなものに乗る計測所に立ち寄ります。そこで今回の積み荷である氷の重さを量ったのですが重量は7トンとのこと。少し少ないなあ、という印象ですが機械にそう打ち出された以上はそれを信じる事にしましょう。

 トラックがそこを出発すると、報道の皆さんは今度は港へ集合してトラックを待ち受けます。

 今回は近海郵船さんの「ろーろーえりも号」というRORO船で氷を運ぶ事になりました。「RORO船」というのはRoll on Roll offの略で、「転がりながら荷物を中に運び入れたり降ろしたりする船」というような意味です。

 トラックやシャーシー、あるいはフォークリフトなどで船内に荷物を運び入れるタイプの船がRORO船というわけですが、北海道には荷物を満載で積み込んで運んできていながら帰るときに積む荷物がないために泣く泣く空のままトラックを返しているということが多いのです。そこでこの空の輸送力を使えないか、というのがプロジェクトの重要なポイントであり、そこではRORO船やフェリーを使う事が前提になっているというわけです。

 さてRORO船に対してLOLO船というものもあって、こちらはコンテナのようにつり上げたり(Lift on)つり下げる事で荷物を出し入れするタイプの船なのです。一言で船といっても、性質によっていろいろな船があると言う事です。

 さて、現場では船は無事に13時過ぎに出航して行きました。あとは明日の夕方に東京港に着くのを待つばかりです。私たちも明日の朝に東京へ向かい、東京港でこの氷を出迎えるというわけです。

 さて、融けるなよー。

 参考までに、下記のアドレスに今回のビデオ報道がアップされていましたので興味があればご覧ください。私も少し登場していますよ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060707-00000409-yom-soci 

http://www.hokkaido-np.co.jp/movie-news/kiji.php?k=2006070902.html


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