掛川奮闘記

2006年03月29日(水) 060329_公共事業と景観

 朝から冬の最後のあがきであるかのようなみぞれ混じりの雨でした。

 雨にあたると、降っても濡れない雪の方が良かったように思ってしまいます。雨も砂や泥で汚れたまちなかを洗い流してくれるようです。
 
【景観アドバイザー会議】
 今日の午前中には我が組織の事業に関して、景観アドバイザーにご意見をいただくという会議が開かれました。

 我々が行う公共事業において、景観という意識をどの要に持ち、どのように対処をするのがよいか、ということにはなかなか一定の方針が持てないでいます。

 しかしその方向を模索するために、現在は大学の先生による学識経験者や建築家、民間のオピニオンリーダーなど6名の皆さんを景観アドバイザーとしてご就任していただき、いくつか選定した事業においてモデル的に景観に配慮する取り組みを行っているのです。

 対象としている事業はダムや道路、港、建築などですが、それらに景観アドバイザーの内お二人に加わっていただいて、景観の取り組みへのアドバイスや要望などを伺いそれを事業に可能な限り反映させるという取り組みを行っているのです。

 きょうはそれらについてアドバイザー全員をお迎えしての総括的な報告会と意見交換会となりました。

 景観の問題は個人差もあるのですが、ほぼ万人に共通する要素もあるはずです。そしてそれが我々の独りよがりではなく、第三者の目を通すことで、気付かなかった視点やより建設的な方策に繋がることを期待しているのです。

 景観は積極的に優れた景観を作ることも出来れば、今の良好な景観を破壊するという両方の面を持っています。我々自身は、とにかく現状の景観は変えざるを得ないという、公共事業のもつ宿命を自覚しつつ、出来るだけ壊さずに良好な物を形成するように努めるべきでしょう。

 最もその際にはコストという制約もあるわけで、そのあたりの加減にまだ社会的なコンセンサスがあるとは言えない状況でもあります。

 我々の事業が独りよがりにならずに景観づくりという意識を常に持つような姿勢がますます求められるようになっています。

 


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こままさ