| 2005年09月24日(土) |
050924_彼岸と国勢調査 |
春分・秋分の日の前後一週間が彼岸である。彼岸も中日を過ぎて、一応実家へ仏壇に手をあわせに行きました。
さて今日は、 ■彼岸と国勢調査 の1本です。
【彼岸と国勢調査】 そんなわけで実家を訪ねて、仏壇に手を合わせながら両親の様子などもチェック。
おかげさまで私の両親とも息災でなんとか毎日を過ごしているようだ。特に父親の方は、いつの頃からか町内のアルミ缶集めに連日精を出し始め、おかげで「健康のためのウォーク」どころではなく、実利を伴う歩行のためにすっかり足腰が強くなってしまった。
お年寄りに対して「歩行は文化だ」などと説教臭く唱えて馬耳東風の憂き目にあうよりも、「一万歩歩いたら百円差し上げる」なんて方がよほど年寄りの健康保持には効果的かも知れない。
歩くことと自分自身への利得が繋がると面白いのだけれど。
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実家で最近の様子などを聞いていると、これまた足腰が強くなった親父が国勢調査の調査員の一段上の指導員をするのだそうだ。
国勢調査は統計法によると10年に一度実施されるのだが、その中間の5年目度は簡易な方法で国勢調査を行うこととされているのだそうだ。今年は簡易な方の国勢調査なので、調査項目が少なくなっているのだとか。
市役所や調査指導員が心配しているのは、個人情報保護の機運の高まりによって、国勢調査に対する協力度合いが低くなるのではないか、ということ。
国勢調査の調査票の書き漏れや記載ミスの修正などを行うのには、手渡される瞬間という、最も最前線で対応するのがベストである。再度問い合わせるという手間を出来るだけ軽減するに越したことはないからである。
だから、できれば調査票回収の際にその中身を確認出来ればよいのだが提出するお宅が調査票を一緒に手渡された封筒に封をされればもう中の記載事項について確認することは出来ない。
また仮に封をしないまま提出されても、調査員がそれを取り出すことは出来ない。「中身を確認してもよろしいでしょうか」という調査員側の申し出に対して「結構ですよ、どうぞ」と言われたときでも、「それではご自身で取り出して頂けないでしょうか」と依頼して提出者本人の意志で見せてもらうように指導されているのだそうだ。
アパートの住人など、地域との関係性を好まない住民も増えてきているところに加えて、個人情報保護の気運の高まりで、提出拒否の姿勢や提出するにしても封をして提出される世帯が前回よりは格段に増えるだろうと予想されている。
いざ開けてみてから内容の不備を再チェックし、調査の精度を上げるのは大変な作業に違いなく、市役所や調査指導員には相当な負担になることだろう。
国勢調査に答える義務については、統計法5条で謳われていて、その内容は、「政府、地方公共団体の長又は教育委員会は、指定統計調査のため、人又は法人に対して申告を命ずることができる」というものである。
また、5条の2では「前項の規定により申告を命ぜられた者が、営業に関して成年者と同一の行為能力を有しない未成年者若しくは成年被後見人である場合又は法人である場合には、その法定代理人又は理事その他法令の規定により法人を代表する者が、本人に代わって、又は本人を代表して申告をする義務を負う」とされている。。
大事な統計調査に協力することは個人情報保護の精神に反するものではなく、国民の義務と言えるだろう。
そもそも社会の現状をありのままに把握し、この社会の変化を正しく認識することは私たち自身が安心、安全に生活をする上で必要な情報という社会資本と言える。
だからこそ、一人一人が協力してこの形成に努めなくてはならないのだ。マスコミなど社会に対する影響力のある機関は、個人情報保護の意味ばかりを訴えるのではなく、その意味するところを正しく伝え広く国民に対して調査に協力するように呼びかけることが本義だろう。
こういうことに強い気持ちで協力する住民の気風や気質、気概なども社会資本なのだと思うけれど、目に見えないものにはとんと関心が寄せられないのが我が国の国民性の悲しいところ。
さて、わが家にも調査票が届いた。そろそろ陰で苦労している人たちの事を重いながら記載を始めるとしますか。
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書き込むのが遅れましたが、明日の日曜日は浦臼でぼたん蕎麦収穫祭です。天気は良さそう。大勢の人手に恵まれそうですよ。{/
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