| 2005年08月30日(火) |
050830_苗穂町作りフォーラムに出席する |
涼しいと言ったばかりに今日は随分ムシムシします。口は災いの元です。 さて今日は、 ■苗穂のまちづくりフォーラムに参加する の1本です。
【苗穂のまちづくりフォーラムに参加する】 苗穂のまちづくりフォーラムに参加してきました。タイトルは「第13回フォーラム『苗穂再開発物語』〜苗穂まちづくりの実現に向けて」というもの。
会場は東区民センター大ホールで、参加者は地元住民など約300人。
苗穂地区というのは、JRで南北を分断され片や中央区、片や東区と別れてはいるものの、道庁から東に延びる北三条通りの終点に苗穂駅を有し、古くは日本の近代化産業のシンボルでもあったサッポロビール工場や雪印乳業の工場などがあり、北海道の数少ない歴史性をくっきりと残す珍しい一角である。
この地域は大都市には珍しく地域住民活動が活発で、もう13年にわたり住民主体の町作り活動が続けられている。
平成13年には地区協議会と札幌市との間で「苗穂駅周辺まちづくりガイドライン」も策定され、まちづくりの実現に向けて一歩一歩着実な歩みを続けている。
最近ではサッポロビール工場跡地にイトーヨーカドーの進出が決まり、併せてビール園のリニューアルも行わている。かつてののんびりとした地区のイメージを一新するような再開発が進められているが、これとて20世紀型の単に箱ものを作れば流行るという時代ではなく、地域との一体となった関係性が求められることだろう。
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もう13回目となる今日のフォーラムでは、そういった苗穂地区でのまちづくりの取り組みや動きを関係者が共有しようと言うことを目的として行われたものだ。
まず最初に、この地区の再開発に陰ながら協力をしてきた都市計画家協会の有志作のビデオが紹介され、この地区の歴史が面白く映し出された。
つづいてはいよいよシンポジウムである。 出席者は、サッポロビール北海道本社部長、北海道遺産構想推進協議会事務局代表、JR北海道、東区苗穂地区連合町内会、中央区苗穂連合町内会のそれぞれ代表、そして私という組み合わせ。
最初にこの地区が北海道産業遺産として北海道遺産に名を連ねたという辺りのお話をいただき、サッポロビールやJRからそれぞれの考えを聞かせていただいた。
住民の皆さんからは路面電車の復活要望などもあり、いろいろな形で町作りに情熱を燃やす人たちがいるものだと感心する。
私のパネルトークへの要求は、まずは都市再生モデル調査について。
これは小泉政権になってから都市再生基本方針が作られその一環として始まった調査事業であるが、今回はこの苗穂地区まちづくり協議会が応募して見事当選を勝ち取ったのである。
是非有効に活用して欲しいものである。
あとのお話は、東区と言うことで私としてはどうしても大友亀太郎に触れざるを得ない。
大友亀太郎は1834年に今の神奈川県小田原市に生まれ、22歳の時に二宮尊徳に弟子入りし、報徳の教えに触れたのである。 その後函館開拓に力を尽くし、その功績が認められて1866(慶応2)年に札幌開拓を命ぜられました。
今の札幌を開拓するに当たっては舟運が最も有効な物資運搬手段であり、そのため石狩川から茨戸川へ上り、今の伏古あたりから現在の札幌市中心部へと運河を造りました。
これが世に言う大友堀で、この上流部は現在の創成川となり今も札幌市民の水辺として人々の心を潤しています。
札幌市東区北8条東7丁目辺りから斜めに走る通称「斜め通り」はまさにかつての大友堀を埋め立てて道路にした名残です。
札幌開拓はまさにこの東区から始まったのであり、そのDNAを持ち続けている苗穂の皆さんであれば、まちづくりもきっとうまく行くことでしょう。
開発局も都市再生モデル調査を通じて、できるだけ応援をしたいと思っています。
札幌市内の再開発では今一番注目すべき地区だと思いますよ。
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