掛川奮闘記

2005年07月29日(金) 050729_コンセントは抜けるか?

 今日は、8月25日に東京で開催予定の雪氷輸送システムシンポジウムのコーディネーターをお願いしている木元教子さんに、いろいろな説明を行う事にしているのである。

 今日は、
■コンセントはまめに抜きましょう…? の1本です。

【コンセントはまめに抜きましょう…?】
 今回のシンポジウムのコーディネーターをお願いした木元教子さんは、実は北海道の苫小牧生まれ。

 お父さんが王子製紙にお勤めだったそうで、その関係で満州へ渡ったのだそうだ。幸い、「戦争が始まる少し前に帰国できたので、終戦の悲惨さは味わわずに済んだのよ」とおっしゃるが、そのときに中国にいた人たちの三分の一は殺された、というから悲惨さの度合いが違う。

 今では国の原子力委員会を始め、エネルギー問題に造詣の深い立場で活躍しておられる方だ。
 テレビでは月曜日の「朝ズバ!」に出ているから、見た事のある人も多いだろう。

 さて、今日はそんなわけでシンポジウム当日の流れや、パネルディスカッションでの各パネラーの発言順や発言内容を打ち合わせたのだが、この木元さんはなかなか愉快な方で、我々の脱線にもノリが良く付き合ってくださって、げらげら笑いながらの楽しい打ち合わせとなった。

 なかでも傑作だったのは「環境省がチームマイナス6%を作ったのはご存じ?」という話。

「この中の6つのアクションプランというのがあるのよ。それの6番目が『コンセントはまめに抜きましょう』というのがあるの。あなた達、何か変だと思わない?」とおっしゃるのだが、こちらはなにが変なのか分からない。

 すると一人が「コンセント…は抜けるんですかね?」と言い出して、やっと一同「なるほど、抜くのはプラグなんですね?」と言って「そうなのよ!」と正解を出す事ができた。

「コンセントって和製英語みたいで、外国ではアウトレットとか言うみたいね。でも日本語の辞書を引いても、抜けるものとは出ていないのよ」と言う。

 なるほど、試しに私もインターネットで三省堂の大辞林を引いてみると『〔和 concentric+plug〕電気の配線器具の一。電気器具のコードを配線に接続するため、壁などに設けるプラグの差し込み口』と出た。

「結構みんな気にしないものなのよね」と言われると、お恥ずかしい限り。

 そんなわけで、ではチームマイナス6%のホームページはどうなっているかと調べてみると、なんとしっかり直っていて、「コンセントからこまめに抜こう」になっているではないか! 

 この言い方を本当に過去に間違っていたのかどうかはもう分からないのだが、「チームマイナス6%」で検索した他のホームページを見ると、例えば環境省の4月の記者発表資料でも「六つのアクション紹介」としていながら、6番目に「コンセントをこまめに抜こう(電気の使い方で減らそう)」と書かれているので、4月時点では間違っていたんだな、きっと。


 しかし別に表現が間違っていたからと言って、その主張の価値が下がるものではない。表現の正誤はともかく、省エネ・環境問題への取り組みに協力して、良い環境を次世代にバトンタッチしたいものだ。

 単語のミスは、この運動を知らせるエピソードとして広まれば、それはそれで意味があるかも知れない。日本には珍しいジョークをまぶした記者発表である。{/hiyo_do/}


  


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