| 2005年04月13日(水) |
050413_なだれ込んでつながった話 |
久しぶりに昔ながらの仲間にたくさん出会います。これがふるさとなのかなあ。
さて、今日は ■SSプロジェクト? ■なだれ込んで、つながった話 の二本です。
挨拶で某新聞社のKさんをお訪ねした。
13歳年上のKさんを捕まえて私は愛情を込めて「Kおやじ」と呼んでいるのだが、その世界では強面でしられていて、一見ちょっと近寄りがたい雰囲気の方である。
Kおやじとは、かつて仕事で一緒に実行委員会で激論をした間柄で、本来シャンシャン委員会で終わるはずの会議が、突然Kおやじから「委員長!そもそも、こっちは民間なので、将来に渡ってこのイベントが継続する効果が欲しいと思うがどうなんですかね!」と大声を発せられ、場が静まりかえったことがあった。
私はその実行委員会の事務局長だったので、(やれやれ、やると思った)という気持ちで、「委員長、ご説明いたします。それはですね、…」と説明をして、さらにそれにまたKおやじがかみつく、というやりとりが数回あった。
私のKおやじとの間では、(委員会がシャンシャンじゃ、つまらんだろう。おまえなら答えられるだろう)、(はいはい、わかりましたけど、できないものはできませんからね)という、お互いの性格を読みあった、あうんの呼吸の中でのやりとりだったのだが、回りはすっかり鼻白んでしまった。
そう言う意味では、まあ話の分かるおもしろい親分なのだが、そういう意見交換になれていない皆さんは毒気に当てられたようになったようだ。
Kおやじとはそれ以来のつきあいで、著名人を招いて自分のマンションでパーティをしたときには蕎麦打ちを披露して(その頃からやっていたのだ)、プロスキーヤーの三浦雄一郎夫妻に蕎麦を食べさせたこともあったのである。
そんな知り合いだったので、私の著書を持って挨拶にうかがったのである。
「おかえり!やっと帰ってきたか(^-^)」と笑顔で迎えられると、それはそれで嬉しくなるものである。
これが故郷なのかなあ…。
* * * *
「そうそう、俺さ、SSプロジェクトをやろうと思っていてさ」 「なんですか?それは」
「札幌には豊平川っていう素晴らしい川が流れているのに、市民に愛されていないように思うわけ。だから堤防に桜を植えて、日本一の10kmにわたる桜並木を作る!」 「ほうほう」
「それで、秋は鮭だ。こんな180万都市の川に鮭が遡上してくるなんてところは世界でここだけなんだ。それなのにただ環境のシンボルになっちゃって、おもしろくもなんともない」 「まあ、そうですねえ」
「だから、春はSakuraのS、秋はSakeのSで、SSプロジェクトだ。これで札幌を盛り上げるんだ、どうだい?」 「うーん、河川堤防だと河川管理者にも言い分があるかも知れませんねえ。鮭は私も釣らせればよい、という人を知っていますけど……」
「良いところに帰ってきたよ。よう、また頼むぜ」 むーん、相変わらず情熱に溢れた人ですねえ。
「そうそう、小松君も知っているSさんがいるだろ?今度会社を閉じちゃってさ。市内に広い土地を買って、蕎麦を植えてドッグランを作るんだって張り切ってたよ」 「おや〜、蕎麦と聞いては黙っていられませんねえ。土日には私が蕎麦を打ちますよ」
「まだだよ、これから植えてそば粉になるかどうかと言うところだ。でも会員を募っていたから乗ってよ」 「もちろんですよ。私の蕎麦は旨いよ〜」
そんな会話で挨拶終了。そうか、3年も会わないうちに、皆それぞれの人生を歩んでいるんですね。
いっちょうやるか。そのために帰ってきたんだもんね。
【なだれ込んで、つながった話】 Kおやじとの別れ際に、「おう、夜はいつものスナックにいるから来てくれよ」と言われてしまって、(そう言えば、あの店もご無沙汰しているなあ)と思いだし、夜にその店に向かってしまった。いわば、これもなだれ込みである。
店にはまだ一人も客がいなかったけれど、懐かしいママがいて、「あら〜、帰ってきたんだ、噂してたんだよ、お帰り」と迎えてくれる。ここにも故郷がある。
1時間ほど、二人で話をしていた頃に当のKおやじが登場。「お、来ていたか!よーし!」
それで一緒に来た方たちに自己紹介をして、四方山話に花が咲く。
そうこうするうちに、Kおやじは次から次に携帯で人を呼ぶ。最後に登場したのが、穏和な紳士のSさん。
「Sさんは、市内の幾つかあるホテルの総支配人なんですよ」と紹介されたが、要は東京の大手不動産会社が市内のホテルを買収して、そこを統括する支配人と言うことなのだそうだ。
「3月まで静岡の掛川にいたんです」と言うと、「おや、最近私も静岡に縁ができましたよ。五月の末頃に静岡県の知事さんを初めとして観光キャラバンの一隊が飛行機で札幌に来るんですけど、私のところのホテルRにお泊まりいただくことになっています」とのこと。
「おや、私も昨日掛川市役所からその話を聞いたばかりでした。掛川からも何人か来るのですが、そうですか、SさんのホテルRにお泊まりですか、これは偶然ですねえ、ははは…」
なんと、この薄野の飲み屋さんの一角で、新たな知人と静岡県とがくっついたというわけ。ふーん、なだれ込んでみると新しい発見があるものである。
私もせいぜい、5月には皆さんをお迎えすることに致しましょう。
人生はこういう出会いがあるからおもしろい。
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