| 2005年01月20日(木) |
050120_札幌のまちなか問題 |
朝から東京へ行ったのですが、携帯電話を忘れてしまいました。携帯を持たないと、なんだか落ち着かないのは、現代人病かな。
さて今日は、 ■中央競馬会を訪ねる ■生涯学習推進会議 ■北海道からの珍客 の3本です。
【中央競馬会を訪ねる】 朝一番の新幹線で東京へ向かい、JRA中央競馬会の知人を訪ねる。
JRAというのは農水省所管の特殊法人で、全国に10カ所ある中央競馬開催の競馬場で競馬を行って、売り上げを管理しているところである。
競馬というのは、中央競馬と地方競馬に分かれて、中央競馬は売り上げの75%を配当として当たった人に馬券口数に応じて配分するが、渡さない25%のうち、10%は国の収入となり、残りの15%がJRAの取り分となるのである。
これに対して地方競馬は、地方自治体が経営をする競馬なのだが、この場合は売り上げの75%を配当とするのは同じだが、残りについては25%全てが地方の収入となるので、うまくいっていれば儲かる事業なのである。
しかし昨今の経済的変化で、競馬界は、中央も地方も売り上げが大幅に減っていて、最盛期の半分ほどだという。地方競馬が続々と潰れて行く所以である。
そんななか、ここしばらくの間、中央競馬会ではレースの模様を実況しつつ、アンテナショップ的に馬券を売っているWINSという施設の新規開店を抑制していたのだが、ここへきてそろそろ、直営で採算が見込まれるものは良い、という風に風向きが変わってきたのだという。
それは誘致したい地方サイドにすれば、なんと言っても集客力のある施設としての魅力があるということで、中央競馬の側からすると競馬に対する親しみと触れあう機会をもっと多く持たせなくてはこれからのファン層の拡大が望めないから、と言う理由である。
ここで疑問「最近は、電話投票や、インターネットでも馬券は買えるはずで、わざわざ車や電車で出かけてWINSまで来させるということの意味はなんですか?」と訊いてみた。すると、「電話投票も、できることはできますが、やはり敷居が高いんですね。まずは見る、感動するということ段階が重要なのだと思っています」とのこと。
また、ギャンブルの世界で捉えると、競馬は下がっているがパチンコは上がっているとも言われる。その原因をどう考えますかと訊いてみた。すると答えは、「競馬は、当たるかはずれるか、の二つしか結果がないんです。天国か地獄かなんですよ。それがレース開始から一分半後に結果が出るんです」
「ふむふむ」 「でもパチンコだと、『まだまだいける、つっこめー』というところから、『儲かったけれど、入らなくなってきたので今日はこの辺で止めておこう』といった判断が自分で出来るんですよ。競馬にはそれがない。しかもパチンコはその間かなり長い間の時間も楽しめますからね」とのこと。
へえ、なるほどねえ。なかなか面白い切り口でありました。
そう言えば、掛川はかつてこのWINSを誘致しようとして失敗した苦い経験がある。時代はこれからどう変わるのだろうか。
【生涯学習推進本部会議】 夕方5時半からは生涯学習推進本部会議と言って、議会、文化・体育各種団体、老人会、社協、商工会議所…などなど、市内の生涯学習に関連する各種団体からの代表者を集めての、推進本部会が開かれた。
この会議はそのまま2月に開催される、生涯学習推進市民大会の実行委員会でもあり、実行委員長に区長会連合会長を選出した。
市長からは最近の市政の課題などの説明があった。こういうありとあらゆる形で市政の現状について説明をすることこそが、生涯学習の実践というものである。飽きたり、疲れたり、投げ出しては行けないのである。
その気力が生涯学習を支えている。
【北海道からの珍客】 夜になって、北海道からの知人Tさんがた○万の社長と一緒に私を訪ねてくれた。
どうしてお二人が知り合いのなのか、と思いきや、何年か前に経営者研修会一緒になって意気投合したのだという。世間は狭い。
Tさんはもう二人のお客さんを北海道から連れてきていて、なんでも今日の午後まで熱海で研修会があったのを、掛川まで足を伸ばしてくれたのだそうだ。
もう二人のお客さんも、一人は「北海道で元気な50社」にも選出されている、えりも町の食品会社の専務さんで、もう一人は札幌の老舗刃物店の宮○の社長。
私は刃物を研ぐのが好きなので、「刃物やさんは、刃物を売るだけでなく、研ぐことの意味は技術、研ぐサービスを通じて、刃物の延長に幸せを売らなくては駄目だと思う」と持論を展開したところ、「そう、それなんですよ」と一発で意気投合。 札幌にいたときに○文さんは何度も行ったことがあったが、まさかそこの社長さんと知り合いになれるとは思わなかった。
宮○さんは、札幌の狸小路という商店街に店を構えているのだが、最近の札幌のまちなかの商売事情として、札幌駅が巨大再開発を行ったために、そちらに客足が大幅に流れて大通りからすすきのに至る地下街あたりも人通りがめっきりと減ったという。
狸小路あたりのビルテナントも大幅に様変わりしたようで、「××が潰れて、巨大なパチンコやになりました」とか、かつて札幌市内で一番大きかった本屋さんもなくなったとか、まあその早さに驚くばかりである。
三年もいないと浦島太郎になってしまったようだ。
刃物の宮○さんには、まちなかの人脈をご紹介して頂く約束をした。札幌だって、まちなかの疲弊は激しいし、TMOだってあるのである。
油断して、地域の力を発揮できなかったところから転げ落ちる世界のようだ。まちなかはどこも厳しい。
|