掛川奮闘記

2004年05月22日(土) 040522_議員野球詳報

【議員野球】
 朝から県内6市の参加による議員親睦野球。天気は台風が過ぎて、台風一過とはいかないまでも涼しげで、曇りの天気。グラウンドも適度なお湿りで、環境としては文句なしの一日になった。何があっても、天気の性には出来ないぞ。

  今回のエントリーは、静岡市、富士市、天竜市、浜松市、湖西市、そしてホスト市の掛川という6つのチームである。今日の組み合わせ、我々は一回戦が不戦勝で、一回戦の勝者と戦うことになる。この試合に勝てば決勝戦に進出をするというわけだ。

 会場は市内いこいの広場の球場で、A、Bの二つの球場で同時に進行をさせる。我々はB球場で一試合目を観ながら二試合目に備える。

 我が方の組み合わせは一回戦が優勝候補の浜松市対天竜市の対決。我々はこの勝者と対戦をするのである。一回戦の試合は、浜松の先発投手の調子が悪くて、フォアボール連発から初回に4点を取られるという波乱の幕開け。

 回が進んでも浜松もなかなか追いつくことが出来ない。浜松は途中からピッチャーにエースの黒田を投入して反撃を防ぐが、打線もふるわずないまま最終回に突入。

 しかしここで、最後に浜松の自力が出て最終回は押せ押せで、ランナーが出ては盗塁で2,3塁という形で攻め続け、最後は6−4で見事に逆転の勝利。さすがは実力を最後に出しての勝利である。我々との対戦は、やはり浜松市である。
 浜松市は一昨年も対戦して負けているので、なんとしても雪辱を果たしたいところである。


【試合経過〜1回表裏】
 さて、午前11時からいよいよ掛川対浜松の対戦である。浜松の先発はエースの黒田さん。彼はその昔河合楽器野球部で全国大会まで行った強者。大都市ならば労働組合などの推薦で、若くして議員になる方もいて、中にはこういう人もいるのである。 

 いよいよ試合開始。こちらは先攻である。一番水谷さんピッチャーゴロでワンアウト。続いて戸塚さんはショートゴロエラーで出塁。三番鈴木(直)さんのピッチャーゴロの間に戸塚さんは二塁へ。

 ここで四番の野ヶ山さんが豪快にライトオーバーの二塁打で戸塚さん生還。一点先取である。さらに五番岩倉さんがレフト右へヒットで1,3塁とチャンスを広げる。…と、ここで打順は私。うーむ、自力でさらに点が取りたいところだ。

 打席では、簡単にストライクを二つ取られた後、ボールが一つ。ツー・ワンというカウントから来た球はど真ん中のストレート。コンパクトに振り抜くと、球はピッチャーの足下を強襲してショートの前へ。一塁へ駆け抜けて内野安打になる間に、三塁の野が山さんが生還してこの回二点目。幸先がよい。

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 さてこちらの守備である。先発は私、緊張の一瞬である。

 先頭打者は飯田さん。ツーストライクまで追い込んだが、三球目をセンター前へはじき返された。飯田、二番バッターの時にすぐさま盗塁。二番を三振に取ったが、三番はいよいよ強打者黒田。

 初球の外角低めストレートをセンターオーバーに運ばれて三塁打。たちまち一点を返されてしまった。

 試合後の懇親会での会話で、「前回対戦したときはカーブを二回ヒットで打っているので、今回はストレートで入ってくるのかな、と思ってましたよ」とのこと。うーむ、かなわん。

 この際4番は勝負をせずにフォアーボール。5番鈴木さんをツー・ワンからカーブで三振、つぎの6番中村をショートゴロに押さえて、なんとかこの回を一点で凌ぎました。

【二回の攻防】
 掛川の攻撃。この回先頭の8番竹嶋さんがセンター前ヒットで出塁。9番鈴木(洋)さんの初球に、竹嶋さんが初球盗塁を試みたが、鈴木さんが来た球を好打。打球はライトの右に落ちるヒットで結果的にヒットエンドランとなり、ノー・アウト1,3塁という大チャンス到来である。

 ここでバッターは一番の水谷さん。期待が掛かったが、ツーストライクからサードゴロ。サードランナーの竹嶋さんが本塁突入も憤死で、ワンアウト1、2塁に。

 2,3番に期待が掛かったが、戸塚さんショートフライ、鈴木(直)さんライトへの大飛球も好捕でスリーアウト。残念。

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 二回の裏は7番からの下位打線。7番の鈴木さんと8番の高林さんからはいずれもツー・ワンからカーブで三振。9番の花井さんは初球をピッチャーフライで三者凡退。とりあえずしのぐ。

【3回の攻防】
 4番野ヶ山、5番岩倉、ともにピッチャーゴロでツーアウト。三人目の私も三振でチェンジ。試合が動かなくなってきた。

    ※    ※    ※    ※
 
 三回裏は先頭バッターからの攻撃。一番をセカンドゴロ、二番をサードのファールフライで取った後、いよいよ三番の黒田さんである。

 これまでストレートもカーブも打たれているので、投げる球がない。ボール気味のくさい球(と言っても、○ンコがついているわけではない、念のため)で勝負するという、余裕もないんだな。

 ここでついに奥の手フォークボールを出すことに。通じるのか?

 初球はインコースへフォークをストライク。バッターは一瞬驚いたよう。続く二球目もフォークでツーストライク。ここまでは行くのだが…。

 三球目は外角へストレートを見せダマに使って、四球目が勝負。勝負球もフォークである。これがインコースにシュート回転で入って、レフト線へ大ファール。

 五球目は高めで見せて、六球目が次の勝負カウント。キャッチャーからも低めのフォークのサイン。ねらい通りのところへ投げたのだが、今ひとつ球速が速かったか、低めをバットで拾われて、ライト前へふらふらと上がる打球がポテンヒットになり、一気にバッターランナーは二塁へ。残念、今回も押さえられなかった。

 仕方がないので4番を敬遠。何しろ勝負にこだわるのだ。一点差だもんね。

 ツーアウト1、2塁のピンチだが、5番の鈴木さんはそれほど怖くはない。ボール二つが先行したものの、ストレート二つからカーブで三振。なんとかピンチを切り抜けた。ふー、試合が膠着してきたぞ。

【四回の攻防】
 試合が動かなくなるときと言うのは、張りつめた空気になる。

 この回は7番豊田さんから。ツースリーと粘ったのだが三振。続く竹嶋さんもショートゴロ、9番の鈴木(洋)さんもショートフライでチェンジ。本当に動かんわい。

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 4回の裏。こちらも点をやるわけにはいかない。この回の先頭は6番の中村さん。二球目をショートゴロだが、送球が低くてエラーで出塁し、ノーアウト一塁。

 しかしここからは気を取り直して下位打線を押さえなくては。7番の鈴木さんをツーストライクから見逃しのカーブで三振、8番をツーワンから三振、そして9番の花井さんからも、ファールで粘られながら最後はカーブで空振り三振。

 なんと三者連続三振!やはり草野球ではカーブは打てないものだ。これが今日のハイライト。

【五回の攻防、波乱が…】
 次第に浜松の黒田投手の調子も上がってきて、一番水谷さん、二番戸塚さんが二者連続三振。うーむ…。

 三番鈴木(直)さんが意地で三遊間のヒットを放つも、四番野ヶ山さんがセカンドゴロでチェンジ。

    ※    ※    ※    ※

 五回表終了時で実は試合時間がちょうど一時間経過、というところ。ルールでは一時間十分を過ぎて新しいイニングに入らない、ということなので、この回を早く押さえればもう一回あるし、早くに点を取られても、押さえれば次の回があるという微妙な時間になっていた。これが影響するか。

 この回も先頭は一番バッターの飯田さんから。初球を外角ストレートと思ったのがやや真ん中に入ってしまい、見事にレフト前に痛打。相変わらずランナーを背負うピッチングである。

 二番の二橋さんを迎えて初球ストライクの間に盗塁。とにかく浜松は出塁すれば盗塁、盗塁で攻めてくる。こちらもクイックで投げてみるのだが、アウトには出来ない。このあたりの小細工が鍛えられているチームである。

 二番をレフトのファールフライに取ったところでアクシデント発生。レフトの岩倉さんが捕球の際に太ももを痛めて退場、選手交代で奥宮さんがレフトへ。怪我は太ももの肉離れのようで、アキレス腱でなくて良かった。

 試合再開だが、改めてここでワンアウト二塁でバッターが黒田さんという大ピンチ。仕方がなく黒田さんを敬遠。一点勝負の決心である。
 続く怖い4番の兼子さんも敬遠で満塁策。五番との勝負に掛けたのである。

 すると、浜松ベンチはここで五番に代打田口を告げる。うーむ、いままでの鈴木さんなら取る自信があったのだが…。
 田口さんとの勝負は初球ストレート。自信をもって投げ込んだ外角でストライク。二球目のキャッチャーからのサインはカーブだったのだが、ここは敢えて首を振ってストレートで勝負。

 外角をめがけて投げた渾身の一球は、ボール一個中へ。それを見事にレフト前に運ばれてしまい、同点!敬遠の意味が消えてしまった。

 気落ちしたわけでもないのだが、続く6番中村への初球カーブはボール一つ高かった!これもセンター前へヒット、二点が追加され逆転されてしまった。うーん…。

 続く鈴木をピッチャーゴロにしとめたものの、ファースト送球の間にホーム突入を許し、5対2に。このあたりが嫌らしいところだ。

 ツーアウトとしたのだが、流れを止めきれないうちにこれまで2三振の高林さんに替わって代打大庭。これも初球をショートへヒット、続く9番の花井さんにはレフトオーバーの二塁打でこの回なんと5点を献上してしまった。

 最後の一番バッターは大センターフライ、鈴木(直)さんの好捕でやっとのことでスリーアウトにしたものの、この時点で一時間10分を越えていたために試合終了。結果は2−6での敗戦となりました。

 残念!一昨年の雪辱は果たせませんでした。一球一球にそれぞれの意味はあるのだが、やはり最終回に敬遠で満塁策を取った時の田口さんへの二球目が今日の試合の全てである。

 後悔がないと言えば嘘になるが、勝負にはいろいろな「…れば」と「…たら」があるものだ。全てのワンプレーが最後には意味を持ってくるということだろう。

 ちなみに決勝戦は浜松対富士の試合で、9−1で浜松市が優勝をしたそうです。大浜松を土俵際まで追い込んで場内を沸かせたけれど、そこまでの実力しかないか。

【終われば友達がまた増える】
 全ての試合が終了した後は市内のホテルで閉会式と懇親会。打たれたバッターと気持ちの交換などすれば、「昨日の敵は今日の友」。

 「田口さんは代打の中の代打でしたからね」とは浜松の監督の弁。あそこであんなバッターが出てくるとはやはり層が厚いわい。
 
 結果に後悔はない。結果に後悔はないが、なぜあの敬遠後の勝負の時に、肘が折れても良いからこれ以上ないという渾身のストレートを放れなかったか、という思いが後から沸いてくる。
 後悔じゃない、と言いながら後悔なのかな。結果でなく、その過程の自分にはほんの少しだけ後悔が残るな。

 あの一瞬に、最後の最後になって楽をしたくなったのか…。

 そんなわけで、私の議員野球での甲子園は終わりました。たくさんの方が応援に来てくれましたが、良いところを見せられなくて済みません。

 ご声援を本当にありがとうございました。 

【ホタルの会】
 そんなこんなで、野球と懇親会を終えた後は大東町でのホタルの会への参加である。

 大東の助役さんからこの日の7時半に「大東町町民ホールのシオーネの南側のお宮さんの池で、子どもたちへの説明会をするから来てみて下さい」と言われていたもの。

 試合後にはどしゃ降りのにわか雨が降っていたので、開会が危ぶまれたが、通り雨で夜にはなんとか雨も止んだ。

 会場には4〜50人の子どもたちが集まっていて、着いたときには丁度ホタルの生態について、大東町の助役さん自らが説明を始めたところ。

 このあたりのホタルはゲンジボタルなのだが、これはホタルを増やそうという有志が集まって奈良県まで買い求めに行き、飼い方も試行錯誤で行ってきた苦労のたまものである。

 池の周りには十数匹が草むらでほのかに点滅を繰り返している。明るいのは体の大きなメスで、雄は小さくて暗いのだ。

 帰りしなに、大東の助役さんからペットボトルで工夫した入れ物にホタルを数匹分けてもらいました。さていつまで楽しませてもらえるものでしょうか。

    ※    ※    ※    ※

 もらったホタルを家の玄関に置いて、市役所で深夜まで創発調査費の資料づくりを進めた。
 一時半過ぎに家に帰ってみると、もらった容器の中にホタルがいない!?

 電気を消してみると部屋のそこここが緑色に点滅している。あんなところにガスの警報機はないはず…、やっぱり逃げてた!

 逃げていた三匹のホタルを容器に戻して机の上に置いてある。これで今日からはホタルの光で仕事が出来るというものだ。




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こままさ