掛川奮闘記

2003年09月19日(金) 030919_誕生日を名画で祝う

【秋の交通安全街頭キャンペーン】
 年に四回、季節ごとに行われる交通安全街頭キャンペーンに参加する。集合は朝7時15分で、45分までの30分間に行われる。

 市役所職員と市内の区長会の役員さん、警察関係者、その他市関係団体から約50名ほどの参加者でキャンペーンが行われた。

 キャンペーンと言っても、各自が幟(のぼり)を持って、交差点の四つ角に立って交通安全の注意を促すのである。

 幟そのものや、人数が出ていることでどれくらいの効果があるか、と思われるかも知れないが、こういうことに多くの人間が参加するということに意義があるのであって、何もせずに無関心でいるのでは、改善は望めないのだろう。

 終了後に警察署長からもお話があって、つい先日も隣町で、高校生の乗ったバイクが車に追突されて80mもとばされて即死するという事故があった、とのことであった。

 若い命が交通事故で失われると言うことは悲しいことだ。親より先に死んじゃ駄目だ。 
 

【名画と銘茶のひととき】
 二の丸美術館の開館五周年記念事業として、鈴木コレクション近代日本画展「名画と銘茶のひととき」が、明日の9月20日から11月3日までの期間で開催される運びとなり、今日はその記念式典が行われた。

 わが二の丸美術館の収蔵品の多くは、故鈴木始一氏から昭和54年に市が譲り受けたものである。そのいきさつというのも、昭和54年に掛川市が生涯学習都市宣言を行ったときに、故鈴木始一氏がこの生涯学習運動に強く関心と興味を寄せられて、市長と会談したときに「生涯学習をやりたくても、その素材がないのではないですか?では私の絵を寄付しましょう」ということで、氏のコレクションであった近代日本画44点を寄付をして頂いたのだそうである。

 その際に氏は、福田平八郎の「りんご」だけは手元に置きたかったらしいのだが、市長自身もなんとしてもこの「りんご」が欲しくてねだり、とうとういただいたのだ、というエピソードも紹介された。

 式典の後には館内所蔵品の内覧会と茶室での呈茶が行われた。

 およそ所蔵品の全てが銘品で、福田平八郎の「りんご」、「猫柳」、高山辰雄の「鳩」等素晴らしい作品ばかりである。

 竹内栖鳳(たけうちせいほう)のトウモロコシを描いた「秋の実り」などは、一瞬の筆遣いで描かれたものだが、魅力にあふれている。

 東山魁夷の春の山を描いた二作も良い。

 芸術の秋の到来であります。お見逃しなく。


【地区集会〜倉真地区】
 今日は倉真地区での地区集会。

 こちらの地区の関心事はなんと言っても道路の整備である。県道焼津森線という道路があるのだが、これがところどころで細くなり、自動車がすれ違うことも出来ない箇所が多くあるのである。

 この整備促進がなんと言っても悲願なのだが、一方では道路を整備すれば住民が里に下りていってしまうのではないか、という不安もぬぐいきれずにいる。

 住民の数が少なくなると、学校や幼稚園、保育園など様々な施設が維持しづらくなってしまう。

 道路整備することでそれに歯止めがかかるのだろうか。大きな社会の流れをどう食い止めたらよいのか、難しい問題だ。

    ※    ※    ※    ※

 自由討議では、活発な意見が出された。その一つとして「市役所には職員は何人いるのか?課長は職員を何人持つのか?出張の時の昼食代はいくらか?」という質問があった。

 「なぜこういう質問をするかは回答の後に発言したい」ということだった。

 総務部長からは「職員数は病院も含めて約千人です。課長が職員数を決めると言うことはなくて、すべて人事担当が一元管理をしています。出張に昼食代というのはなくて、交通代の実費と日当という形で旅費が支給されます」と回答をした。

 すると質問者の方からは「なぜこういうことを訊いたかといいますと、私自身現役の市職員の方から『市役所には無駄な職員がたくさんいる。私は出張のときにはいつも上寿司を食べる』という話を聞いたからです。無駄な職員がいるのかを調査して頂きたい」ということであった。

 総務部長も一瞬困って、「私としましては、無駄な職員などいないと考えておりますし、出張の際にお寿司を取るかどうかは本人の好みの問題ですので、私からは何とも申し上げられません。いずれにしても部課長会議等の場で、そのような質問があったと言うことを伝えたいと思います」と発言。

 すると別な若い方から「その回答には誠意がない。実際にそのようなことを聞いた方がいるのだから、調査して回答するべきではないか。そもそも市役所の喫煙所には勤務時間中にたばこを吹かしている職員がたむろしている。もっと仕事を与えるべきではないか」という発言が続いた。

 部長からは「調査して回答したいと思います」という発言。

 そこで市長が引き取って、「私として考えを申し述べますが、掛川の市役所の人件費が総予算に占める割合が、職員が多いかどうかと言う基準になると思いますが、掛川市ではその比率は18%強なんですね。全国平均は21%くらいですから、それよりは低く維持されているはずで、私自身そのくらいでなくてはならないと考えています」とのこと。

 「ですから、総体ではそのような状況だ、ということでご理解をお願いしたいと思います」と締めくくった。こういう数字がぽんと出てきて説明できると言うことが凄いと思いましたね。

 その他にもこれまであった幼稚園が再編されて地区からなくなってしまったという点でも強い質問が出され、今日はちょっと剣のある質問が多かったようにお見受けしました。

 地区集会も簡単ではない。たまには針のむしろもあるのである。



【今日は誕生日】
 今日で45歳になりました。そろそろ人生の半分を過ぎましたかな。

 特にお祝いはなし。子供達と妻からお祝いのメールが入っていました。これが一番のプレゼントだな。

 特にごちそうもないが、ご飯があたるだけで幸せというものだ。分をわきまえなくてはいけませんぞ(^ー゚)b


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こままさ