掛川奮闘記

2003年09月13日(土) 030913_コンクール審査

【商工会議所主催、作文絵画コンクールの審査】
 商工会議所が誕生してから50周年という記念の年に当たって、いろいろなイベントを仕掛けているのだが、その一つが小中学生を対象とした「作文・絵画コンクール」である。

 ほぼ夏休み期間中の募集期間として、テーマは「50年後の掛川市」というものであった。

 応募の結果は、小学生の絵画が134点、中学生の絵画が4点、小学生の作文が22点、中学生の作文が23点というものであった。
 
 今日はその最終選考委員会と言うことで、私を委員長として、市内の国語並びに図画工作の先生などを委員とする委員会で、事前に事務局が整理してある程度絞ったもののなかから、「小学生1,2年生」「小学生3,4年生」「小学生5,6年生」「中学生」というカテゴリー別に、商工会議所会頭賞、市長賞、教育長賞、優秀賞、審査委員特別賞、佳作3点を選ぶのである。

 集まって軽いブリーフィングの後で、委員の先生達はそれぞれ作文と絵画に別れて審査を開始。

 私は委員長なので、同点のものが出たときに判断を下すという役回りなのだそう。まあそれでも作品の絵を見たり、作文を読んで、私なりの自己評価もしておく。そうしないと判断の根拠が無くなるもんね。

 私としては、絵画と作文を「着想」と「技術力(表現力)」という視点でチェック。作文はさらに「分量」という項目も加えてみた。

 絵画で言うと、小学生3、4年生の絵の方が5,6年生のものよりも面白い作品が多い、という点で審査委員と私との意見が一致。

 3、4年生の絵が、割と自由奔放に描かれているのに対して、5,6年生になると表現方法がちんまりしてしまって、面白さが少なくなっている。

 また四つ切りという画用紙の大きさをもてあましている子が多いようにも見受けた。画用紙に、まずパーツを描いてしまい、その残りのスペースにパーツを書き足して行くような作業イメージが浮かぶ。

 絵とは、キャンバスという空間を色で処理する芸術だと思っているのだが、漫画やイラストの延長で描き込んでいる子が多いな。審査委員はそう言う目で見たので、それなりの結果となりました。

 審査委員の小学校の先生にお伺いをすると、「学校で絵を描くという授業時間が減っていて、絵を描く機会が少なくなっているんですよ…」とのお応え。

 なるほどねえ。子供達にもっといろんな機会を与えて欲しいと思いますね。こういうコンクールもそんなものの一つであることは間違いないですが。

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 続いて作文の審査。作文になると、やはり文章力という点で小学生と中学生の差は、絵画よりもなお大きいものです。

 こちらも「着想」「表現力」「分量」という視点で選んだのだが、小学生800文字、中学生1200文字という制限量を生かし切っていない子も多い。中学生の子が原稿用紙一枚というのはいただけませんな。

 口語と文語の違いや、基本的な字の間違い、「(自動車が)じゅう滞する」など漢字が書けずにひらがなで書いてしまう子などがいる。もう少し「辞書を引く」ということをして文章作成に立ち向かって欲しいものです。

 こちらもある程度は私の見立てに近い結果となりました。

 審査委員の方は、それぞれ各作品に対して持ち点が5点で、その範囲で作品に点数をつけることになるのですが、最後の点数を集計するとどうしても同点ということがあるので、その裁きを私が引き受けたものです。

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 審査を終えての委員からの感想の一つとして、「今回は作品中心で選ばせてもらって良かったと思いました」という発言が印象的。

 その心は、「ときどきあるのは、各学校にできるだけ均等に、というやり方があって、上手な作品二点が上位にはいったりしたときに『その学校からは一つにして、もう一つは別な学校から選ぼう』ということです。今回はそういうことがなくて、純粋に作品だけを見て、委員の評価が下せたのでそれが良かったです」とのこと。

 学校間の配分なんぞ考えていたら、良い作品も埋もれてしまいますね。あくまでも作品至上主義で競争を助長しなくては良い結果は得られません。それを信念にしよう。

 審査委員の皆様ご苦労様でした。そして、こういう機会をつくって下さった商工会議所の会頭以下関係者に感謝します。こういう絵画や作文に触れるというのは新鮮な感動があります。 楽しい時間を過ごすことが出来ました。   


【しげちゃんのパソコン】
 北海道の実家から電話。弟の茂チャンからの電話なのだが。どうやらパソコンのHDDが壊れたらしい。

 「HDDがカリカリ言うけどそこから先に進まない状況になってしまったので修理に出したのだけれど、中身はもうだめでしょ?」
 「ああ、駄目だなきっと。HDDは消耗品だから、大切なデータなどはバックアップを取っておかないと駄目だよ」

 「プロバイダの設定も失われるの?メールアドレスなんかは変わるの?」
 「新しいパソコンで、プロバイダからもらってあるIDやパスワードを入れればすぐに復活するけど、パソコンに登録してあった知人や友人のアドレスや過去ログは吹っ飛んでるな、きっと」

 「分かった。まあいいや、あんまり大事なものは入れてなかったから」

 …とのこと。ね、改めて自分のPCの過去ログやら記録はバックアップしておこうと思いました。


【おかみさん会納涼祭打ち上げ】
 夕方に街中のおかみさん会の方から、「夏のおかみさん会活動の納涼打ち上げをやるのですが参加して頂けませんか?」とのお誘い。

 最近は、こういうお誘いは断らないようにしているので、早速参加することにした。

 会場は街中の、おかみさん会会員の大衆料亭。

 三階の会場に上がる途中、二階では見知った人たちが別な宴会をしている。ひー、剣呑剣呑で、こっそり三階へ。

 参加はおかみさん会のメンバー7名に、男性陣は応援団と私で5人という組み合わせ。ひとしきりいろんな話で盛り上がりました。季節はずれの幽霊、霊魂、不思議話で鳥肌立ててました。ふー、恐。

 最後にビンゴゲームで、事前に「一人千円相当のおみやげを用意して下さい」とのことであったが、私は「リゲイン一箱」をゲットしました。せいぜい一日24時間働かしてもらいます(^。^)。

   


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こままさ