| 2003年08月14日(木) |
030814_隣町の隠し球 |
【電算統合会議】 合併を前にして、既にもう電算統合の作業は始まっている。電算統合には全部で60以上のソフトが関係してくるとのことで、それらに関する部所の職員については、通常業務の傍らで、統合のための作業に携わってもらわなくてはならないのだ。
たとえば戸籍の業務で言えば、通常の漢字にはない名前の漢字などは一個一個つくって機会に登録させておかなくてはならないのだが、この登録コードなどが市町村が違えばそれぞれに異なるのであって、それらは統合させないと一つの市のデータにならないのである。
こういったことを一つ一つつぶして統一させて行くのが合併事業である。
合併すると、新規の目玉プロジェクトの話ばかりがクローズアップされがちだが、このような目立たない作業こそ、真に行っておかなくてはならないのだ。さあ、合併作業の本格的な始まりである。
【パスポート受領】 パスポートをやっと取りに行ける時間ができたので行ってきた。こればかりは本人でなければならないので、大変だ。
県の行政事務所の、パスポート担当係の人は蕎麦打ち仲間で、行くと「おう、待ってました」とばかりにツーカーの仲。
パスポートと関係の書類の他に、その人の書いた地域作りのレポートまでくれた。この方は、湯布院の観光事務局長が全国公募されたのに応募して、二年間そちらで八面六臂の大活躍をしたのであった。
それにしては帰ってきてからの処遇が寂しいような気もするが、実際似合ってみると組織の中でちんまりと仕事ができるような人ではなさそうである。
こういう方は戦乱の時に力を発揮するに違いない。そんな時期が近くなっているような気もするが。
【すごい女性】 夜に誘って下さる方がいて、隣町の商工会の顔役と飲む機会を得た。こちらからは4人が参加して、向こうは一人…と思いきや、「今、もう一人来るからね」とのこと。
雨の中をやってきたのは、背の高い綺麗な女性のR子さん。年の頃は同じかやや上と見たが、後でお話をしてみるとやっぱりちょっと上でした。
「この方は?」と顔役に訊くと、「ふふ、人に会うときの隠し球」とのこと。へえ。
宴会を始めていろいろとお話を伺うと、一応大学で英語の講師だと言うことだが、元は通訳を専門にしていたとか。
「この人はわが町の有名人でね。何かあるとすぐ通訳を頼まれるんだ。ワールドカップの時はベッカムとオリバー・カーンの通訳もしたんだぜ」 「ひえー、ほ、ほんとですか。あのベッカム様と…」
「…とは言っても、プライベートは部屋にこもりっきりでもっぱら奥さんにメールを打ってましたよ」 「サインなんかはもらわなかったんですか?」
「ホテル内はプライベートなので、そう言うのは一切無し!っていう仕切でしたからね。でも、最後の最後に、『何もしてあげられなかったね、これを』って、ササッてキーホルダーにサインしてくれたんです」 「それはすごい、ベッカム様のサインとは!」
「家に持って帰って、娘にこんなのもらっちゃったけど、と言ったらもうその瞬間からどこへ行ったか分かりません(^-^;)」 「そりゃそうでしょ」
※ ※ ※ ※
オリバー・カーンの方は、ベッカムよりもはるかに上手な英語を話したそうな。外人の方が英語は真面目なんだな、きっと。
さてこのR子さん。英語はペラペラ、背は高い(168センチ)、お顔も美人、おまけに歌もうまい。カラオケで95点を連発。こちらも負けじと歌うが、最高は94点。女の人で、歌でこの私とタイマンはるとは…。隣町もあなどれない。
かつて市長がこの町のシンポジウムに参加して、R子さんが会場からの質問をした際のやりとりを聞いて、「隣町の田中真紀子だ」と評したそうだが、田中真紀子よりは上品だな。
ただ頭がよい、とか言う以上に、根性がいい。うーむ、田中真紀子というよりは…誰かなあ。ま、とにかくすごいお方でした。こういう方とはまた会いたいものですな。
※ ※ ※ ※ ひさびさに深酒。ひー、でも面白かった。
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