| 2003年07月09日(水) |
030709_再開発先進地視察、ボーダレスの会 |
【アメリカ視察団激励会】
朝7時45分に市役所へ集合して、中小企業経営者連合会によるユージン視察の出発式ならびに激励会を行う。
主催はＭＲＣというマネジメント・リッチ・クラブという中小企業経営者の集まりで、アメリカにおける中小企業の経営の実態やテロ後の経済状況などを視察する予定。メンバーは約15名である。
このツアーに市長が参加し、ユージンにおけるロッジや農場などのわが市の財産の今後の有り様を視察を通じて考えてくるのだそうである。
合併をすることになると、それぞれの市の財産を持ち寄ることになるので、その意義や内容を考えなくてはならないのである。
いずれにしても、忙しいスケジュールの中で有意義な視察を行って、今後の市行政に役立てて頂くよう、また道中の無事をお祈りします。
ところで、初めて市長の息子さんにお会いした。いままで会えずにいたのが不思議だが、やっと会えたので良かった。しかし、よく見ると似てるなー(^-^;)。
【再開発ビル先進地視察】
市議会の中で今年の課題として、中心機能集積問題が取り上げられて、このための特別委員会が設置をされて、調査・研究の活動が進められている。
中心機能集積問題のなかでも特に大きな問題は、駅前東街区の再開発ビルをどのように建設するか、という問題である。
そこで何はなくとも、まずは県内近傍都市での先進地を視察して、その現状を虚心坦懐に調査しようと言うことにしたもの。今回は、一日かけて二カ所を視察することとして、対象となったのは、�“愿脹慄�37街区の再開発事業で「天平のまち」と名付けられたビルと、��浜北市の駅前再開発事業で「なゆた・浜北」と名付けられたビルの二つである。
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今日の視察の参加者は議員と当局職員会わせて18名で、それぞれの市役所を訪ねて事業説明をお願いする形で行われた。
まずは磐田市役所をお訪ねしての「天平のまち」の事業説明。こちらはＪＲ磐田駅前の、一角で、建物の敷地は約3,200�屐�建築面積が2,580�屐�延べ床面積は16,900�屬如⊂Χ函Ω�共ビル部分は4階建てで、マンション部分も合わせると全部で14階建て、というビルである。
ここも、もともと商業テナントを誘致するに当たっては専門の仲介業者が中心になって事業を進めていたのだが、この業者が倒産してしまい、事業計画が大幅に狂ってしまったのだという。
なんとかその後をフォローする形でテナントを探して、一部の商業床は空いているものの公共床は公共施設で埋め、マンション部分は完売と言うことでこの7月にオープンしたばかりなのである。
利用状況などについては、まだ開業したてということもあって、利用の傾向がまだ安定していないようである。
三階の公共床には子育て支援センターがあった。この日は天気が雨と言うこともあって、親子連れが30組近くも利用していた。
このほかにもファミリー・サポート・センターもあって、子供をボランティアが預かるという事業の仲介もしているとのこと。子供預かるには1時間600円というお金で、それはそのままボランティアに渡されるのだそうである。
社会的にはニーズの高い施設なのだろうが、街中になくてはならないか、という点が少しやっかいかな。
公共施設としては他にも市民ギャラリーがあって、市民の絵による展示会が開催されていた。議員の中には「これがわが市にも欲しいんだよね」という人もいた。ニーズはあるかもしれませんね。
マンション建設については、販売を県の住宅供給公社に委託することとして、その棟数規模などを県と綿密に打ち合わせする中で、「厳しい、そんなには売れませんよ」という指導で、56戸としたらしいのだが、いざ販売してみるとあっさり完売状況で、後から「もっと整備しても売れたのに」と言われたときは、がっくり来た、というのが担当者の弁。
販売リスクをどれくらい綿密に見積もったか、ということでしょうかね。
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続いては浜北市の「なゆた・浜北」である。このビル名は内外に公募をした結果の命名だと言うが、「なゆた」というのは数の単位の一つである。
万、億、兆、京…と言う風に数の単位は上がってゆき、やがて「那由多」という単位が出てくるのだそう。ちなみに、この上には「不可思議」「無量大数」という単位が出てきます。雑学の知識だな。
こちらは延べ床面積28,620�屬箸�なり大きめの施設であるが、事業のスタート時にはホテルなどもテナントとしてはいるバブリーな計画だったのが、バブルが崩壊したために、公共施設をより多く配置して、図書館や生涯学習センター、ホールなどの施設が導入されたとのこと。
もちろん民間のお店なども入居していて、立派に事業が完成したようにお見受けした。
もっとも担当者からは、やはり家賃が低めに推移していて、今後のビル経営に一抹の不安を抱いているようでもあった。
どちらも駅前とは言いながら、やはり新幹線駅とは賑わいの度合いも違うというものであるが、それにしても、我々の再開発事業もさらに慎重かつ詳細な事前計画を立てなくてはなるまい。
やはり簡単なものではない。
【ボーダレスの会】
静岡市で、異業種交流会を主催しているＹさんから「スローライフやら掛川ライフ」についてお話をしてほしい、という依頼があったのが二ヶ月くらい前のことである。
Ｙさんとは昨年のスローライフイベントで顔見知りになっていたのだが、面白そうなので承諾の返事をしてあって、出番が今日というわけである。
場所は県庁近くの財団の一室を借りて行われた。集まってきたのは農家、建築家、ＮＴＴ、県庁関係者、市役所、民間会社のかた…など実に多彩。人数は15人くらいなものである。
私の今日のお話は、例によってレジメをつくって乗り込んだが、「夢心地掛川ライフ」「蕎麦の話」「神様の話」「スローライフの話」という四題話。
口から出任せも含めて喋ること2時間があっという間。いやあ、語り尽くせないものですなあ。
聞いて頂いた方達からは案外好評で、「面白かった」「神様の話は知らなかった」などという反応が多かった。
Ｙさんが「いつまでここにいるの？」と訊くので、
「合併まではいたいと思いますけど」と答えると
「じゃ、来年もう一度やってくんない？特区の進み方についても訊きたいし…」だそうです。
呼ばれりゃどこへでも行きますぜ。今日はご縁のなかった方も、次にお会いいたしましょう。
【木質ペレット】
わが市に戻る新幹線の中で知人のＳさんから電話があって、「ちょっとお話しできますか」とのこと。
別にこれからは用事もないので快諾して事務所で打ち合わせ。現在進めている空き店舗対策案の進捗状況について意見を聞きたいと言うことだったので、四方山話のついでみたいな会話をする。
そんな四方山話をしているうちに、春野町で林業家になってしまったＳさんの事を知った。
この方はこれまで使い道のなかった木くずや端材を利用して圧縮燃料を作り、売れないかという努力をしている事も知った。
木質系バイオマスは、私も注目するところで、森林のこれからを考えるとやはり間伐などは必要な作業なのだが、間伐しても出てきた在の使い道がないのが難点である。
やはり樹木は薪にして燃やして燃料にするのが一番と私も考えているのだが、大きな難点がある。それは煙突のすすの問題である。
木質系バイオマスを燃やして燃料にするメリットは大きなものがあるが、そのデメリットを上手に軽減して行かなくてはやはり一般的になって行かないだろう。
課題がすすだとすれば、北海道のストーブ産業がお手伝いできる分野はないのかねえ。
ちょっと人づてにたどってみましょうかね。木質系ペレット燃料とは面白い発想なのですがねえ。
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